2024年10月24日

棚橋弘至、2026年1月4日で引退、会見では記者からの質問に答える形で中邑真輔・柴田勝頼戦にも言及

カテゴリー:新日本プロレス

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 画像はAI生成。

 1ヶ月以上もブログをお休みして申し訳ありませんでした。
 ぼちぼち再開してみます。






2026年1月4日、棚橋弘至引退


 発表は突然、大きな噂や予兆もありませんでした。
 10.14 両国国技館大会、自身の25周年試合に快勝後。

 リング上では『引退」との言葉を使わずも、その後ハッキリ。

■新日本プロレスリング株式会社
https://www.njpw.co.jp/card-result/525834
 両国、バックステージ・コメント。
棚橋「(※海野が用意したイスに座って)まだ辞める前に、いっぱいやらないといけないことが残ってるんで。
 トーチャーのこと、そして新日本プロレスのこのリングをもっと盛り上げること。俺はもう翔太たちの若い世代に……(若い世代)がもう出てきて、大いに期待している。彼らはもう絶対にやってくれる。でもまだ俺にも余力があるならば、全力で走りきって、俺が『疲れた』って言わないうちは。
 引退した…引退するその日のコメントで、初めて『疲れた』って言うから。それまでは“疲れない棚橋弘至”、“全力の棚橋弘至”、社長でもレスラーでも100%で新日本のファンに楽しんでもらうから。期待してください! (※海野に向かって)ヨシ、ありがとう」

 両国後のインタビュー、ポッドキャストなどで引退を決めた時期を明かす。

■新日本プロレス棚橋弘至が引退の裏側を語る「じつは社長就任時に決めていた」(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/f038d75bc026e7c14007855ded62a36477e036c3?utm_source=pocket_shared
現役引退を決めたのは昨年12月にオーナーの木谷高明会長から社長就任を打診された日。社長就任の相談と共に「受ける場合、選手としてはどうしますか?」という話もされました。
 僕としてはその時まで引退を意識したことはなかったのですが、今の自分の肉体、若さ溢れる後輩たちの姿を前に「どうやったらIWGP世界ヘビー級戦線に戻れるのか」と思い悩んでいたのも事実。“これはいわゆる天命かも“と腹をくくりました。
 その日のうちに木谷会長には「社長としてコロナ禍で沈んだ団体を再び押し戻し、W字回復して見せます。ただし、現役引退までは2年ください。全国にお礼をして回りたいので」とお願いして、引退までは選手兼社長として臨むことを伝えました。
 そこから、「いつ発表しよう?」と悩んでいたのですが今回の両国大会がデビュー25周年記念だったこともあり、思い切ってここで打ち明けてみた、という次第です。

 「全国を回る引退ロードでお礼を言って回りたい」
 ゴールを決めたからには最後まで全速力で突っ走るのが棚橋流。社長業も引き続き継続するので、引退ロードに専念というわけにはなかなかいかないのですが、大きく2つの目標を立てました。
 「できるだけ全国を回ってファンの皆さんにありがとうを伝えること」と「引退ロードをきっかけに棚橋をかつて応援してくれていた人たちにも来てもらい、新世代選手のファンになってもらうこと」です。
 引用は一部です、リンク先で全文をぜひ。

 こちらはポッドキャストでの発言から。
■新日本・棚橋弘至が引退発表の背景語る 社長を受けた段階で「あと2年やらせて」“まだ早い”の声には(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f6ccf6f0045690e775ed87a52b7a4b8d510eacb?utm_source=pocket_saves
引退はまだ早い」という声には、「“自分の納得できるパフォーマンスができない、トップを目指さなくなった時が引退する時だ”ってずっと言ってきたので。ヒザの状態も含めてね」と、コンディションも引退原因のひとつだったことを吐露した。


 社長専念とコンディション、トップを狙えなくなったなら…という理由。
 棚橋弘至は現在47歳。引退の日時点では49歳。
 生涯現役を宣言する選手も増えている中、プロレスラーとしては早い引退と言っていいでしょう。

 本日、10月23日に改めて記者会見。

▼10月23日(水) 棚橋弘至 引退発表記者会見 | October 23rd Hiroshi Tanahashi Presss Conference

■「“所属選手全員”とシングルマッチできたら」棚橋弘至が壮大な引退ロードを熱望!「お前の思い描いた思い出作りなんて、すべてブチ壊してやる!」会見場に乱入したEVILが2025年1月4日東京ドームでの決着戦を要求!!【10.23会見全文】【WK19】 | 新日本プロレスリング株式会社
https://www.njpw.co.jp/529667
 一部引用。
 「100年に一人の逸材、そして新日本プロレス代表取締役社長、棚橋弘至です。本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。また、配信をご覧いただきありがとうございます。10月14日両国のリングで、2026年1月4日を棚橋のゴールに決めたと発表いたしました。様々な反響がありましたが、リング上とバックステージコメントでは十分な説明ができませんでしたので、本日あらためて会見を開かせていただきました。
 まずゴールを決意するに至った経緯についてご説明します。ここ数年、ヒザの状態だったり、腹筋がなかなか割れないというか、良いコンディションに戻せませんでした。『なんとかもう一度トップへ』という想いはありましたが、社長就任のタイミングで自分自身に期限を決めて最後の力を振り絞ってみようと思いました。引退を発表してから、毎日がさらに早く過ぎていくように感じます。自分自身が納得して、そして誇れる姿で終わりたいので、現在集中力が増している感覚はあります。

 デビューから25年、引退を発表して振り返りますと、一番に思い出すのはチャンピオンとして防衛してエアギターをして、『愛してま〜す』を言って、コーナーに上がって、見渡すファンの皆様の表情というかお顔というか、ホントに一人一人の喜んでくださってる顔が見れて、ホントにプロレスラー冥利に尽きる光景でした。その光景が何度もボクを蘇らせてくれたんだと思います。
 このレスラー生活はホントに毎日なにかしら感情が振り切れます。良いことも悪いことも嬉しいことも悲しいことも悔しいことも情けないことも、ホントに全感情がフル稼働していました。なかなかできない経験だったと思います。

 まだボクの中のアイディアなんですけども、今年のシリーズについては『SUPER Jr. TAG LEAGUE』シリーズ以外は出ますね。そして、1月の東京ドームにも参戦します。
 そのあとについては、これから相談して決めていきますが、所属選手全員とシングルマッチできたらなと。ホントにデビューしたてヤングライオンから先輩レスラーまで、なんか残せるものがあるんじゃないかなと考えてます。
 所属選手全員となるとかなりの数になる。実現するとしてもリミットギリギリまでかかるか。
 でも始まってしまえばあっという間なのかも。コンディションが崩れないかは心配。

 以下、質疑応答から気になってところを。
――先ほど『所属選手全員とシングルマッチをしたい』とありますが、他団体の選手、例えば藤波辰爾選手などそういった方たちとやってみたいという希望はありますか?

棚橋「多くの選手がSNSで『最後に一回どうだ?』みたいな対戦要求もきていますし、今年は年末にDRAGONGATEさんで(そのまま)市川選手とも闘いますので、プロレス界の役に立てるなら、ファンの方が喜ぶなら、ドンドンやってみたいと思います」

――ファンの方々も中邑真輔選手、柴田勝頼選手との対戦というのも期待すると思うのですが、いかがでしょう?

棚橋「そうですね……同じ時代を生きてきたライバルなので。いろんな問題をクリアできればとういことですかね……」

===

―現在の新日本プロレスを見て、ご自身が現役を引退してもこの団体は大丈夫だとういう確信はありますか?

棚橋「あります(キッパリ)。十分すぎるくらいの人材が凄くいるので、社長として過去最高の新日本プロレスを目指せると思います」

===
――藤波辰爾選手であったり、藤原喜明選手であったり、その時その時のコンディションに合わせてやっていくという選手も多いと思います。それは選択肢にありましたか?

棚橋「プロレスラーというのは、やっぱり20代30代を盛りに体力も落ちていくんですけど、そのぶん技術力も上がっていくんですね。なので、体力の衰えを技術、テクニック、インサイドワークとかでカバー出来るってのもあるんですけど、先ほども言いましたけど、僕は1番を目指さなくなった時が引退のタイミングだとずっと思っていましたので。そこに迷いはないです」

 中邑真輔・柴田勝頼の名前が出たのは話題となりそうだが、記者からの質問に答えてのものだというのは注意点。

 会見最後にはEVILが乱入。2025年の1.4で一騎打ち化。
 実現とれば勧善懲悪のお手本を見せてくれるのか、それとも他の展開のなにかか。

 本当に引退するんだという実感がジワジワと。

WWE契約の中邑真輔と対戦できる可能性は?

 以下は私(ブラックアイ)の個人的な雑文です。

 棚橋選手はデビュー時より見ております。新日本というかプロレスというジャンル自体の浮き沈みの中心にいた重要人物。試合も大好き。奇跡的にXでフォローしてもらっているのが嬉しい限り。
 社長となった時、今の時代はレスラー社長がやっていけるか、その大変さを心配していたのですが、まさか引退とまでは考えていませんでした。正直いえばまだ少し信じられない。今後の試合を見ていくたびに、ラストへの実感は深まっていくのでしょう。
 レスラーとしての振り返りはまだ早い。引退試合の相手は気になるところ。
 今回、記者から名前の出た中邑真輔・柴田勝頼はどうなのでしょうか。

 柴田勝頼が国内で最後に新日本のリングでファイトしたのは、2022年1月4日の東京ドーム大会。打撃なしのキャッチレスリング・ルールの予定が、試合開始直前に柴田選手の意向で通常プロレスルールに変更されました。2024年末に新日本を退団し、AEWと契約。現在はTVマッチやPPVにもよく出場し、出番は少なくありません。今年9月にはTAKAYAMANIA・後楽園ホール大会に参戦し、鈴木みのると壮絶なチョップ合戦を繰り広げました。新日本とAEWは強いつながりにありますが、柴田選手の新日本参戦は実現していません。事情はわかりませんが、退団して1〜2年で顔を出すというのも早すぎるといえばそう。団体間というよりは、新日本と柴田選手の関係がどうなるかでしょうか。

 中邑真輔はWWEとガッチリ契約中。WWEとAEWは、敬遠とまではいかなくても、ライバル的な立ち位置。会社の規模はWWEが上ですが、近年では最も差を埋めているのがAEW。最近、日本でもおなじみの女子選手ステファニー・バッケルのWWE契約を巡り、ちょっと関係が悪くなりそうな気配もあります。AEWと繋がりが強い新日本に、WWEの中邑真輔が上がる可能性は常識的に低い。
 ただ、他団体との交流に積極的なHHHならもしかして…。ビンス時代ならありえません。HHHなら、棚橋弘至が引退するという意味の重さは理解してくれると思います。想像ですが(笑)。サイバーファイトのルートを使ってでも、なんとか中邑真輔は呼んでほしいですね。
 中邑選手は2025年1月1日野NOAH・日本武道館大会参戦が決定済み。WWEのTVマッチはしばらく出番ないのですが、最新の噂ではボチボチ…という話。

 中邑真輔がWWEから呼べるのなら、更に欲張り、棚橋選手が超リスペクトするショーン・マイケルズと引退試合なんてどうでしょうか(笑)。武藤敬司vsザ・ロック的発想。HBKが試合をできるコンディションなのかは知りません(笑)。現在はNXTを仕切っています。忙しいんです。

 HBKは冗談として、引退の相手に誰を選ぶかは、1つファンへのメッセージも込められているものなので、「あの選手じゃなきゃ嫌だ」とか言わず、待つ姿勢が良いのでしょう。自分も、武藤引退のときはウルサク言ってしまったので反省しました。

 社長という立場から考えれば、この先にプロレスを任せられるような、未来につながるような相手を選ぶ可能性も高そう。また、どこの発言でも「引退試合でIWGP世界戦を」と発言しているのも何か気になります。まだ冗談っぽく聞こえますが。近くなったらいろいろ更に想像したい。
 あと1年2ヶ月。

そのほか

 引退に関しいろいろ。



 その他にも対戦希望は多数出ています。
 新日本所属全員とシングルして、更に他団体系と闘うとなれば厳しいスケジュールとなりそう。そえで社長もかー。

■【新日本】棚橋弘至引退決断≠フ真意を語る「未練はあります」「理想の引退試合はIWGP世界戦」 | 東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/320246





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posted by sugi
2024年10月 05:07 | 新日本プロレス