遅くなりましたが、新日本・日本武道館大会の感想です。
そのあとにちょっとBOSJの全体感想も。
大会結果、情報はこちらで。
■高橋ヒロムが史上初BOSJ3連覇、エースオースティンがバレクラ入りでアレックスゼインと決別〜6.3新日本・日本武道館大会、結果&情報まとめ ※注目コメントを追加: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
http://blackeyepw.com/article/189578009.html
メイン一本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.29」、その最終戦は日本武道館で行われました。今の新日本にとっては大きな箱。しかし、メインのBOSJ優勝決定戦以外は前哨戦と言うか、おそらく内容より話題が優先される試合。
私もそれを読み、ブログの更新方法をいつもと変え、観戦しながら出来事系を書き出していってみた。
うちにしては早めにアップはできたが、訪問者はそこまで増えずw 、まだやり方は変えてみる必要あり。
しかし出来事多めの予想はアタリで、セミまでで10分以上の試合はナシ。
でも話題が多いので飽きずには見られる。
平日の日本武道館だからとおいうのもあるのでしょう。
この辺の大胆さはサスガだとも言えるしナンダカナとも言える。
「試合」に対する満足度は、メインの高橋ヒロムvsエル・デスペラードが完全に背負うこととなった。
今年のBOSJを間違いなく盛り上げたのは海外勢と他団体参戦のリンダマン。
最後になってやはり新日本ジュニア主役野2人が残り、更にナンダカナとも呆れつつ、日本武道館というビッグマッチを、1試合で背負うのならば、この2人なんだな、とも思わされた。
約30分、優勝決定戦は素晴らしい内容でした。
得意技を中心に攻めるヒロム、足狙いで着実に下ごしらえを続けるデスペ。終盤には互いのフィニッシャーもキックアウト。
最後はヒロムの新技で決着した。
2年前に「ネット・プロレス大賞」でベストバウトになった同カードでは、試合途中に自らデスペラードがマスクを脱ぐという、強く印象に残る場面があった。
それに比べると今回は、技と技の真っ向勝負。また久々の2ブロック制により、リーグ戦での因縁ありきでもなくなり、ストレートな好試合となった。
ただ、終わった瞬間には「うーん」という気持ちにも襲われる。
理由の1つは、自分がデスペラードを応援していたから。
デスペ優勝→ベルトダッシュなら、エル・リンダマンを挑戦者に指名するとの予告があり、そこへの期待が大きかった。
2つに、2年前のBOSJ優勝決定戦で、このカードのハードルが上がりすぎていた。。
この「ハードルを上げる」)というのも、ファンが勝手に設定してるだけで、こういうことが「マニアがプロレスを過激にさせる」と言われることに繋がるのではないかと最近思ったりもするのだが、自分に嘘をつき「これは面白いものだ」と納得させるのもどうかと考えたり。まぁ技を過激にしろってだけではないんですけどね。
ハードルどうのでなくても、同じカードが続けばマンネリと言われぬよう、選手は頑張ってしまうものだろう。
数え歌化するのは、そのカードが面白い証拠であり、1つの目標なんでしょうけどね。
ちょっと前に「マニアがやっぱり悪いんだよ」みたいな文章を読んだばかりで、やや頭がゴチャゴチャしております。
このモヤモヤを解決できる手の一つとしては、対戦カードによって変化をつけるというのがあるはず。マニアも意外な展開は基本的に好きだ。
やっぱり景色は少しずつでも変わったほうがいい。
G1モソウデスガ、意外な優勝決定戦カードをもう少し見たい。たぶんそれには、メイン1本の興行攻勢も考え直さなければいけないはず。
今回のBOSJ、初&久々参加選手の活躍は、想像以上でした。
今年は無理でも、次回には頂点の景色を変えてもおかしくない選手が出てくる予兆は十分。
だから来年はもっと面白くなるでしょう。
今のプロレスって、世界的に見ても100キロ以上より100キロ以下のレスラーのほうが全然多いんじゃないですかね、中軽量級が多いメキシコを除いても。
ジュニアの可能性、もっと感じさせてください。
▼大会MVP:高橋ヒロム
▼大会ベストバウト:高橋ヒロムvsエル・デスペラード
▼裏MVP:エース・オースティン&アレックス・ゼイン
※全試合を見た大会だけ決めてます。
※「ハードル」と書いていますが、本当は「バー」のほうが正しい。ただ実際のところ「ハードル」という言葉のほうが定着はしているので、今回はそれを使っています。
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr 29の総評
BOSJ全体についても。全公式戦は見きれなかったので、軽く。本当に個性的な選手が集まった。こんなに楽しく公式戦を追いかけたのは久々です。
海外選手の発する明るさは、どうにも日本人が出すには難しいもので、ガイジン必要!と心の底から叫んでおきたい。
新顔に刺激されたのか、レギュラー勢も負けずとインパクトを残す。
多くの人が公式戦ベストバウトに選ぶだろう「エル・ファンタズモvsロビー・イーグルス」のレギュラー対決も、彼らの意地が爆発したものでしょう。
その意味でも新顔の活躍は大きい。
期待のエル・リンダマンは残念ながら負け越し。ショック。
リンダマンはGLEATの現役王者というだけでなく、ここまで多くの団体でジュニアのトップを取り続けた選手でもある。この結果は痛いのです。
なんであそこでマスター・ワトに負けるのか‥。
ただチャンスはまた必ず来るでしょうね。
初参加選手はほぼ全員良かった。
やや元気が無かったのはウィラー・ユウタか。
でも全然、悪くは無かった。他が目立ちすぎたのだろう。
MVPは選びにくかったので、三章を発表しておく。
▼殊勲賞:エース・オースティン
▼敢闘賞:ティタン
▼技能賞:TJP
TJPはもっと欲を出せば、トップ戦線で行けるのに。結局、参謀役にハマリそう。
今回参加した海外勢は、全員が2023も出てほしい。
でもそうなると、枠が埋まってしまい、新たな選手を呼べなくなってしまうという贅沢な悩みが出てきましたな。
何にしても楽しみ。
関連リンク
■アキラ、ゼイン、オースティン、コナーズ‥Aブロック開幕戦の初参加選手はどうだったか?〜「BEST OF THE SUPER Jr.29」: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3http://blackeyepw.com/article/189540634.html
■リンダマン、ユウタ、ティタン、TJP‥Bブロック開幕戦の初&久々参加選手はどうだったか?〜「BEST OF THE SUPER Jr.29」: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
http://blackeyepw.com/article/189543800.html
■BOSJ優勝決定戦は高橋ヒロムvsエルデスペラード。負け越しリンダマンが土下座もですぺは「優勝するから挑戦受けてね」/新日本:プロレスニュース・トピックス: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
http://blackeyepw.com/article/189573255.html