それに気づいたのは2021年2月末でした。
「あれ? スペースできるじゃん!」。
Twitterの音声チャット・新機能「スペース(Spaces)」の約1ヶ月間体験記。
幸運にもテストに参加できたので、いろいろ使い方を試してみました。
なお、後半で触れますが、私は視覚障害者、部分的に視界が欠けているロービジョンです。文字が読めません。
見えにくいことで画面の様子などで実際と違う点があるかもしれないので、そうであればご指摘頂けると有り難いです。
「スペース」は、Twitterが新しく公開した音声チャット機能。
2020年12月より米国で、2021年2月より日本でテスト開始。
一部のユーザーにスペースを開くことが許されました。聞くことのみならツイッター使用者の全員が可能です。
3月からはアンドロイドでも聞くだけは可能に。
クラブハウスと同じように、今のところはその場で聞くだけ、アーカイブ化はされません。
■Twitterの音声チャット「スペース」、4月中にも正式リリース - Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/twitter-spaces-april-073042322.html
4月に正式開始予定。
全てのユーザーがチャットルームを開くことができる方向で、界初は進んでいるようです。
参考になればと体験記を書いておきます。
使えると気づいた瞬間
私は幸運にも少ないと言われるテストユーザーに当たりました。特に応募などもなく、なんで使えるようになったかは未だ分かりません。スペースと同形のサービスでブームとなった「クラブハウス」は、電話番号を知るような友人自体が少ないこともあり(悲しい)、招待されず。そんな自分を哀れんでくれたのか、スペースがやってきました。
「使えるようになったよ」的な通知は、自分の場合だと来ませんでした。
気づく1週間ほど前、タイムラインに「Twitterでクラブハウスみたいのができるようになるらしいぞ」との情報が流れてきたので、そこにあったスペース開始方法を試したところ、その時は何もなし。
その後、2日に1度ぐらい、思い出した時に試していると…突如、スペースの画面が現れたのです。
なので、これを読んでいる方も、試しに確認してみてほしいです。既にできるようになっているかも。
スペースの開始方法。
スペースの作成者はホストと呼ばれます。iOSを使っているホストは、2つの方法でスペースを開始することができます。ホームのタイムライン上でツイート作成 を長押しして、一番左にあるスペースのアイコン(複数の円からなるダイヤモンドの形をしたもの)をタップするか、Fleetで自分のプロフィール画像をタップし、右端までスクロールして [スペース] をタップします。前者の方法の方が簡単です。
なお、スペースは全てにおいてスマホでなければ動作しません。タブレット・パソコンはダメです。
スマホはIOS・アンドロイドがOK。
スペースの使い方
スペースとは何か? どう使うのか???は以下の公式ページで確認を。■Twitterのスペースについて
https://help.twitter.com/ja/using-twitter/spaces
こちらのページは情報も随時更新されているようなのでオススメです。
スペースを開くところまで行けば、あとは直感的に勧められるかと。
クラブハウスと違い、全て日本語化されています。
スペースの強み
クラブハウスは使っていないので比較は難しいですが、以下の点は特色かと。▼アンドロイドも参加できる。
▼Twitterユーザーなら誰でも参加できる。招待がいらない。
▼ツイッターでしか交流のない人と、気軽に会話できる。
とにかく参加のハードルが低いことが強みですね。だからこそのトラブルも多くなりそうな気もしてます。
あと、ツイッターでしか交流のない人と、初めて会話をするのはなかなかの感動です。
クラブハウスに誘導すれば同じようなことはできますが、それよりかなり気軽な形となるのでは。スペース画面に表示されるアイコンが同じなのも良い。
気がついたスペースをする際の注意点
使うなかで気づいた点をいくつかあげます。▼発言する参加者を「全員」に設定していると、わけもわからず会話に参加してしまう人が出てくる
最初の設定画面では、発言者を「全員」「[フォローしているアカウント]、 [スピーカーとして招待したアカウントのみ」の3つから選択できます。
「スピーカー」は、音声で会話に参加できる人のこと。
「全員」を選択すると、スペースに入ってきた時点で会話に参加できます。一応、聞くだけ(リスナー)に訪問者側で設定することも可能なようですが、最初のうちはわけがわからないでしょう。
私が初めてスペースを開いたときは、「全員」を選択して開始しましたが、やってきた人といきなり通話状態となり、お互い「え、もうこれ繋がっているの?」とうろたえてしまいました。
以降、私は [スピーカーとして招待したアカウントのみ」が会話に参加できる形式を選択しています。
基本、聞くだけのスピーカーとして場にきて、そのあと会話に参加したくなったら、「リクエスト」オタンを押し、ホストが許可をすれば通話状態となります。
今のところはコレがいいかと。トラブル回避んもなりそうだし。
また、使い方がいろいろ出てきたら変わってくるかもしれません。
▼マイクを「ミュート解除」に
通常、スペースが始まった時点では、マイクが「ミュート」になっています。
会話をするなら、まずミュートを解除する必要あり。
私、これを完全に忘れ、10分ぐらい話していたことありました。10分、無音が続いたということです(笑)。
▼始める時は、スペース場所のURLを告知と共にツイートすることがオススメ
スペースを開始すると、スマホアプリのホーム画面上にあるフリート部分に、スペース中であることが分かるよう表示されます。ここから入ってくる人もいるでしょうが、正直わかりにくい。
なので、「共有」ボタンを押し、「ツイートで共有」から、スペース場所のURLに、トークの告知文を添えて投稿しておくことは必ず必要と思われます。
▼スマホのバッテリーが、かなり減ります
外出先からする場合は注意を。
聞くだけなら、そこまででもないかも。
▼Twitterも活用できる
スペースをしながらでも、Twitterのタイムラインを見ることは可能です。
何かトラブルが起きたときに、リプライでホストのアカウントに報告するとか、トーク用のタグを作り、リスナーがコメント代わりに書き込むとか、いろいろできそうな気がしてます。
そのほか
あと、スペースは最大11人までが同時に会話をできますが、私は最大で5人同時まで体験。
やっぱり人数が多くなれば、誰がしゃべっているのか分からなくなることも。
みんながスペースに慣れてくれば、また変わってくるのでしょう。
あと、意外と困ったのが、アカウント名が何て読むのか分からない場合があること。
名前は個性あるものをつける方が多いですから、漢字や英語だと困ることが何度か。
1度聞いたあと、一応メモったりはしておきました。
まだ不具合が多い
注意点の続きにもなりますが、まだテスト帰還なこともあり、システム上での問題が多いです。私のスペースに参加した方から聞いた主なトラブル
▼「接続中」と表示されるだけで、スペースのルームに入れない。
▼会話していると、数分でスペースが勝手に終了してしまう。もしくはTwitterアプリが固まる。
▼音声が聞こえにくい。
▼音声がダブって聞こえる。
特に、勝手にスペースが終了してしまう不具合が多かった。
解決法としては、「アプリのバージョンアップをしたら問題なくなった」という話は聞きました。それでもダメな場合もあります。
また、古めのスマホだとうまくいかないことが多いようでもあります。
最初の頃は、1回すると必ず何かトラブルが怒るような状態で、これはもう本当にどうにかして頂きたい。一番のお願い。
ただ、日が経つにつれ不具合は少なくなっている印象はあります。
通常なら音声は全く問題ないレベル、聞きやすいです。たまに、耐えられないレベルの時があある。
今後の要望
増やしてほしい機能を挙げてみます。▼参加している人数を数字で出して欲しい。
スペースに参加しているリスナー、スピーカー、あとリクエスト申請待ちの人数を数字で出してほしい。
アイコンを数えたりしていますが面倒。
▼リアクションには、会話の邪魔にならない程度の音をつけてほしい
会話を聞くだけのリスナーは、絵文字を送ることでリアクションをすることができます。クラブハウスにはない面白い機能です。
ただ、絵文字の出る場所が小さく、会話に集中していると気づかないこともあります。自分は視覚障害者なので尚更です。
なのでいっそ、リスナーがボタンを押すことで、拍手や歓声やブーイングと言った音を、会話の邪魔にならない程度の大きさで出せば、トークも盛り上がるのではないでしょうか。ニコニコ動画の文字字幕のような。
更にその機能は、ホスト側の設定でオン・オフを選べるようにもして頂きたい。
これは、ぜひ。
プロレスファンとしてどう使うか
このブログはプロレスのブログなのでソチラの話も。1ヶ月間いろいろやりましたが、全てプロレス関連のテスト・トークです。
試してみたのは、
▼トークイベント風、こちらから一方的にプロレス話
マネごとでやってみました。物珍しさもあって多くのリスナーに参加は頂きましたが…肝心の私のトーク力に問題が(笑)。
そこそこ話す内容を準備した回もあったのですが、アーカイブに残らないものに、そこまで時間かける必要あるのか?という疑問も自分の中には残りました。
なお、スペースは将来的に音声を残すような機能を導入することも考えているそうです。今のところはできません。
アーカイブ化されるなら、また使い方は変わってくるかも。
▼プロレスTV中継を見ながらの雑談トーク
使い方としてはコレが本命だったのですが、意外と会話参加希望者は集まりませんでした。
あとで聞くと、しゃべりながらだと、実況も聞こえにくく、見るのに集中できないという声が。
また、ネット配信の場合、LIVEでも映像に時差が生じ、ネタバレになってしまう問題も出ていました。
▼大会中継の内容を実況
これはまだやっていないのですが、今後の可能性として。
会話するのとは別に、試合内容を見ていない人に説明するもの。
大会によっては需要があるはずですが、有料放送の場合、映像無しでも実況していいのかの判断は難しいかも。
中継の音声も聞こえてしまいますし。
▼大会(TV中継含め)が終わったあと、打ち上げ的・二次会的トーク
その日の大会についてアレコレ会話をしました。
正直、これが一番楽しかったし、使い方として一番ハマった気がします。
リスナー数はトークショー形式が一番多いのですが、スピーカーとして会話に参加する人数はコレが最も多かった。
観戦あとだと言いたいことも溜まるだろうし、発言したくなるんでしょう。
話す内容もちょうど良い。アーカイブにするほどではなく、会話していること自体が楽しい。
それぞれ感想を言い合ってるうちに、何となく、大会・試合の印象がまとまっていく感じが面白い。
今のところはありませんが、意見が強くぶつかったりする時に、そこも楽しめるかが今後問題かも。
取りあえず今後は、二次会的、会話中心のトークを続けてみようかと思ってます。
もしくは、大きな事件・発表があった時に、スペースを開き、いろいろ意見を言い合ったりしてもらい、私がブログを書くときに参考とさせてもらうのもアリか。
その時は皆さん、会話に参加お願いします。
完成度の高いトークショー的なものよりも、私のような素人の場合は、会話自体を楽しむためのものかな?と感じ始めています。有名人なら別でしょうね。
視覚障害者として
前述したように、私は視覚障害者です。その立場としてのレビューも。自分はiPhoneで使っていますが、IOSの視覚障害者用文字読み上げ機能「ボイスオーバー」に、ほぼ対応していたのが有り難かったです。
しかも日本語。
スピーカー・リスナーの名前も、アイコンを押すことで読み上げます。
音声だけのツールには、もちろん興味津々であり、使っていけそうな自信が持てたのは本当に嬉しかったです。
唯一、絵文字のリアクションだけが分からない。前に書いた通り、これも音が出るようにしてくれることを願っています。
また、スペースをしていて気づいたことがありました。
もともと私は人見知りでしたが、目が悪くなったことで更に人と会うことが苦手になっていました。
視界が懸けているため、相手の顔がよく分かりません。
当然、表情も分からず、会話をするときに、これはなかなかのハンデです。特に、こちらから話しかけるタイミングが分からない。
しかし、スペースは音声のみですから、顔が見えないのは相手も同じ。そう思うだけで、相当に気持ちが楽。
ほぼ初会話の人でも、自分で驚くほどスンナリとトークできていた。
視覚障害者となってからのストレスが、ここでだけは解消された気持ちです。
これは発見でした。
スペースには、聴覚障害者向けに、トーク内容を字幕で表示する機能が既にあります(但し現在は英語のみ)、
アクセシビリティも考えての開発には、本当に感謝です。
やっぱり荒れるのが恐い
ここまで、基本的には肯定して書いてきましたが、マナーに関してはかなり不安があります。スペースでは、参加者をブロックする機能(Twitterでのブロックと同じもの)、参加者がトーク内容がヤバイ場合に通報する機能などがあります。
明らかに分かりやすく荒らしに来た人なら即ブロックでいいのですが、判断に迷う場合もありそうで、そうなった時にどうするかが今の悩み。まだ、ありませんけどね。
トークの空気を読まない・読めないとか、つまらない話を長々とするとか、人の話を聞かないとか…。
「出て行ってくれない?」と言える自信が無い。
でも、他の参加者のことも考えれば、言わなければいけないのでしょう。
これは、Twitter側でどうにかするというより、使う人が増えてマナーが固まるのを待つしかないような気がしてます。
あと、自分はやりませんが、間違った使い方が広まりそうな不安もあります。
アーカイブが残りませんから、、犯罪やイジメ、未成年を含めたナンパの場ともなり得るだけに、スペースのイメージが悪くならないためにも、そこはシッカリとチェックをお願いしたい。
Twitterでは、トーク内容を非公開形式で一時的に保存しているため、チェックすることが可能とのこと。
今後、「スペース」は多くの人が使うようになるのか? クラブハウスのようなブームになるか?
4月になって正式リリースとなれば、話題になるのは間違いなし。一定期間は、かなり流行るのではないかと予想しています。
なんと言っても、クラブハウスと違い、アンドロイドでも聞けるのが大きいですね。あと招待もいらない。参加するハードルが低いのは魅力。
ただ、簡単に参加できるということは、トラブルも多いでしょうね。
ここまで書いたことを引っ繰り返すようになってしまいますが、私の体験記は、チャットルームを開ける人が少ない状態での印象です。
なので、これがもっと利用者が増えてくると、状況が変わってくる可能性は高い。
トラブルだらけでグチャグチャになるかもしれません。なんせTwitterのサービスですからね。いろーんなことに使われるでしょう。
Twitterの管理が追いつくかも疑問です。
それでも、よっぽどマズイ状況にでもならない限りは「続けてみよう」と、自分は思っています。
タイムラインでしか交流の無い方と、直接おしゃべりするというのは、想像以上に楽しい体験。
ここはプロレスのブログですが、年齢も職業も住む場所も違う人が、同じ話題で盛り上がれるというのは“趣味”の醍醐味で、スペースはその楽しみを深めるツールとして、かなり可能性はあると思ってます。
視覚障害者としての嬉しさもありました。
「どう使っていくか?」を探りながらやっていくのも面白い。それこそ、Twitterが始まった頃の、新しい玩具を手に入れて、いろいろ遊び方をイジって探してた頃を思い出す。
あまり持ち上げすぎるというか、ハマり過ぎるというか、そういうのはダメな来も。
「こりゃダメだ」と判断したら、サっとやめれるぐらいの距離感でしばらくは付き合っていくべきなのかも。
まずは4月中旬と言われる正式リリースで、雰囲気がどうなるかでしょうね。
そこまではボチボチと続けていきます。
あ、不具合は本当にどうにかしてね!
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