2021年03月12日

継承されているはずのバイオニック・エルボー〜3.9「まっする4」情報&感想

カテゴリー:DDT

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 「まっする4」の情報まとめと私の感想です。
 下段に動画ダイジェスト集などあります。


<大会結果>

 観衆:588人。

■【DDT】3.9 後楽園「まっする4」RAM RIDERの家の話とギミック(反則技)男子爆誕!ひらがなまっするフェス2021前編 | プロレスTODAY
 https://proresu-today.com/archives/143487
■【DDT】3.9 後楽園「まっする4」システマvs青木真也!ユウキ&今林が渡瀬&納谷と漫才対決!ひらがなまっするフェス2021中編 | プロレスTODAY
 https://proresu-today.com/archives/143495
■【DDT】3.9 後楽園「まっする4」フリースタイルMC対決にラムライダスティ家の伏線回収!ひらがなまっするフェス2021後編 | プロレスTODAY
 https://proresu-today.com/archives/143643

<中継・配信>

※サムライTVのオンデマンドでも1ヶ月間見られます。

ブラックアイ感想

 ※追記:以下、乾燥はかなり的外れなものであることを、後に感じております。読み飛ばして頂いても構いません。

 ぜひ、鈴木健記者のレビューをお読み下さい。
■まっする4東京公演レビュー(鈴木健.txt) クドカン作品で描かれるものをプロレスで… ローデス家の伝統文化とアントンの積み重ね|まっする|note
 https://note.com/hiraganamuscle/n/nec1fdb03a448


 「まっする」(ひらがなまっする)の感想です。
 大会詳細は、順に振り返ると大変な時間となるので、週プロモバイル等で確認を。
なお、登場するレスラー名は、今回だと途中で名前が変わった選手もいるので、分かりやすくもともとのリングネームで統一しています。メツブシコウタは秀逸でしたが。

 2021年、初の「まっする」。
 カタカナ「マッスル」は00年代後半の「プロレス冬の時代」と言われた頃に誕生、“台本”ありきでも、リアルで興奮・感動のある世界館は、流血の魔術に掻き乱されたプロレス者(全員とは言いませんが)にとって救いとなると同時に、プロレス外の層にも届き、一つのムーブメントとして確立。
 「ネット・プロレス大賞」では、2010年に最優秀興行部門1位を獲得。
 マッスル坂井選手引退と共に一旦は終了するも、2019年に療護国国技館で完全復活。更に、2020年1月より、若手選手を巻き込んだ「まっっする」として定期開催も再開。
「ネット・プロレス大賞2020」の最優秀興行部門では、その年に行われた4大会全てをベスト20入りさせています。

 「まっする」は、大会ごとにスポットを当てる選手が存在することが多かった。前回の後楽園大会こそ、分かりやすい個人を取り上げる形ではありませんでしたが、今回も何かテーマ的なものがあるのではないかと、いろいろ探りながらの観戦に。

 先に言ってしまえば、 そのテーマの一つは「継承」、「受け継がれるもの」のようなことではと解釈。 
 個人では竹下幸之介選手にスポットが当たったでしょう。

 大会では、TBSで絶賛放送中であるドラマ「俺の家の話」の話が頻繁に出てくる。長瀬智也さん演じる主人公と、ササダンゴマシン選手の類似点の多さが話題でもある。
 あれは家業を継ぐ、能という文化を継承するのが大きな柱なドラマ。
 そもそも「プロレスは継承される文化だ」と言う人もいる。
 師弟・親子関係ということでは、てのり大鵬やハリガネ姉妹の漫才もそれがテーマ。

 そして一番はメイン。
 アントーニオさんとRAM RIDERさんの親子も当然そうなのですが、その台本上な関係のすぐそばに、竹下幸之介とアントーニオ本多のリアルな関係も存在する。
 DDTを少し長めに見ている方ならご存じでしょうが、 竹下選手とアントン選手は、ハッピーモーテルというユニットに所属していた時期があります。
 竹下選手とアントン選手は、Twitter上だけでもリング外の交流がよく見られ、特に映画とか、いわゆる文化系な話をよくしていた印象。
 師弟と言うのは違うと言われそうだが、影響を受けたのは間違いない。

 こちらは2017年の話。
■4月1日にハッピーモーテル解散。アントーニオ本多が竹下幸之助に語りかけたマイクについて。 - 男マンの日記
 https://otokoman.hatenablog.com/entry/2017/03/31/012547
 一部引用。全部を読んだ方がいいです。
アントン「竹ちゃん、ちょっと。」

振り返り、立ち止まる竹下。

アントン「今日もガッカリさせてしまって・・・。ちょっとほんとに、さいたま終わって、改めて言おうと思っていたことがあるんですけども。」

アントン「まあ、簡単に言うとハッピーモーテルを、解散しようと思っていて・・・。それは、私の中では本当に、筋が通っていることです。

さいたまスーパーアリーナ、DDT20周年記念大会のリングで・・・。君が、ダスティローデスの技を出した時に。私は、感覚がぶっ飛んでしまって。それ以降の、試合の・・・。流れを全然覚えていない。

でも、試合が終わって、君が勝って、私がリングに上がった時に。プロレスをやってきて、今まで経験したことのないような、感情がこみあげてきて・・・。私は、心の底から、泣いてしまった。

私がこれまで、こんなに泣いたことは、若い頃に失恋した時だけで。でもその時の涙は自分の存在を全否定されて、本当に悲しくてつらくて泣いてしまったんだけども。君を見て、流した涙っていうのは、自分が、これまでやってきたことを。ハッピーモーテルを結成して、一緒にやってきたことを。その、全てが肯定されたような気がして・・・。

私のような、プロレスラーと一緒にやっていれば・・・。あの言葉を借りるならっ、竹ちゃんすら、いろんな人に舐められてしまう可能性が、高いと思うんだけども。竹ちゃんは、自分の個人的な思いをリングに上げようとする男だから。自分みたいな人間と、の。関係性をそのままリングに上げて闘って・・・。チャンピオンになれたんだけども。

自分みたいに人柄、先入観として、嫌われたり、バカにされたりしやすい、レスラーとやってきたことが、あのバイオニックエルボーが出た瞬間に、全て・・・つながったんだよ!

あれは!僕らがやってきたことの、総決算であり!プロレスが出した!一つの正解だ!ありがとう! 
 ダスティン・エルボー、バイオニック・エルボーには深い意味があるのです。
 今回、アントーニオ本多選手はフィニッシュで使いましたが、竹下選手は最後まで出しませんでした。そこは気になるところ。
 ただ、ワンショルダーにはなっていたし、フィストドロップも繰り出した。撃ち合ったパンチも同じタイプ。
 一時、DDTのコーチをしていたというディック東郷より継承されたパンチ。竹下選手にも受け継がれている。それは一つ、DDTの本道かもしれない。

 今、竹下選手は岐路に立っています。秋山準に連敗、何かを変えるべきなのか。
 もっと言えば、DDTと言う団体も、。大きな変化と向かい合っている時。
 秋山準選手が2021年より完全移籍、ヘッドコーチに就任。王道プロレスの技術が、ドがつくほどのレベルから始まったインディー団体に継承されようとしている。
 今回の「まっする4」でも、秋山準保持するKO-D王座に挑戦が決まっている樋口和貞選手が、対立構図をハッキリ口にしています。

 これはもう間違いないのですが、「マッスル」や「まっする」は、DDTでなければ生まれなかったし、ここまで続かず、大きくならなかったのです。
 DDTらしさは大事です。幾つかは時代に合わせ置いていくべきとも思うが、その全てが否定されるものではない。
 ただ、だからといって「王道はいらない」「竹下、DDTらしさを捨てるな!」と叫ぶことが、今回の目的だったと単純に決めていいのか。
 実際、秋山入団ではプラスの方が多い。ファン・マスコミの見方も良い意味で変わった。

 正直、その辺の答えはよく分からない。
 歌は何かヒントなのだろうが、うーん、ダスティ・ローデスに何が(たぶんそこじゃない)。

 2017年の竹下幸之介書けるアントーニオ本多マイクの続き。
竹下「ハッピーモーテルにおいて監督の言うことは全てです。でも、初めて。今日初めて、監督を否定させてください。ハッピーモーテルは解散しません。ハッピーモーテルがないと、自分はこれから…どうなる」

アントン「タケちゃん、この瞬間だけの気持ちでしゃべったら失敗する。それは人生においてもそうであって・・・。ここで、終わって、タケちゃんが、そして私が新たな一歩を踏み出して。そしてさいたまのことを振り返った時にあそこでやめて本当に正解だった、すべてはあれでよかったんだって絶対に思う時が来る。それは君の倍ぐらい生きているから。別れた時はキッパリバッと、フッと、なくなる。人があらゆるものはみんな死んでしまうし、100年も経ったら、100年もたたずに。死んでしまうし、でもこうやって生きている間、にこんなにいいお別れを迎えられるのは、実は、本当に喜ばしいことだから。全然悲しいことじゃないし、本当に今、感謝がMAXのまま終わりたいので。でもわかってくれていると思う。だからタケちゃんのその考えはノーでおしまいだ。そして新たな道が開けていくから」

 バイオニック・エルボーまで出してしまうと、関係が元に戻ってしまうから…とかですかね?
 深読みがコジレています。

 今回の「まっする」、竹下選手に関してはラップ対決も外せない。

 この内容で、観客拍手によるジャッジは翔太選手が勝利。厳しい。
 2.9インテッドに続くガチンコマッチ。
 観客ジャッジシステムを舐めてはいけない。あの小川直也も、ハッスルで川田利明との観客ジャッジマッチで敗れた際に、バックステージで心底落ち込んだと伝え聞く。
 ラップ対決後、最後まで、よくやりきったものである。これ大阪の追加公演は勝敗どうなるんでしょうね。

 なんだかんだあっても、竹下選手について考える時間、DDTについて考える時間を、「まっする」通しまたもらえた。結論はDDTへ。継承…は意味が違うが、バトンを渡すような。
 自分的には、そういう見方になりました。





 今回のエンディングは、ドカーンと衝撃や感動が来る形では無かったような。個人的には、そういうものがある方が嬉しいのだけど、ササダンゴさんが絞めに語っていた通り「しみじみ面白かった」というところ。
 振り返ればいろいろ気になるところが。一つ一つのパーツだけとっても楽しめるのは「まっする」の良いところでしょう。
 しかし虎の家の話、恐い。

「まっする4情報

<ツイート集>
■3.9 ひらがなまっする『まっする4 東京公演』(後楽園ホール大会)まとめ - Togetter
 https://togetter.com/li/1679634

<追加公演>
■3.18(木) 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール「まっする4 大阪公演」 | DDTプロレスリング公式サイト 
▼13時開始
https://www.ddtpro.com/schedules/14996
▼18時開始
https://www.ddtpro.com/schedules/15084
 2部制。
 内容は3.9後楽園と同じだそうです(笑)。
 過去にそう言って違う内容をしたこともあるけど、今回は同じな気がする。

<次回、まっする>


<イベント>


▼ラムライダーの家の話

▼高田総統を思い出す

▼新曲

▼フェス開幕

 ミャンマーの素手で殴り合う格闘技「ラウェイ」のタイムルールに似ている。

▼ラップ対決へ

 なんで失敗した部分をアップするのだろう(笑)。

▼メイン

▼試合中

▼21時頃

 後楽園で20時過ぎまで興行ができたのは、おそらく緊急事態延長してすぐだったからではないかと。
 会場とも打ち合わせ済みでしょう。
 
▼話題の漫才、このあとがヤバイ





<ツイート>






 個別記事ページ→ 継承されているはずのバイオニック・エルボー〜3.9「まっする4」情報&感想

posted by sugi
2021年03月 03:01 | Comment(0) | DDT
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