2020年11月11日

「まっする3」でスポットが当たったのは“今のプロレス”かな〜11.9 まっする・後楽園、情報&感想&ツイート集

カテゴリー:DDT

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 平仮名となってからは初となる「まっする」の後楽園ホール大会、その情報と感想ツイート等まとめ。



「ひらがなまっする3」

 2020年1月より、DDTの若手を中心に参加希望者が集まり、全く新しいメンバーで始まった「まっする(ひらがなまっする)」、初の後楽園ホール大会を開催。
 コロナで水を差された感はあったが、2020年は4講演開催、その総決算と言ってもいい大会。

 ▼大会詳細は以下で。

 ▼見逃し配信はWRESTLEユニバースか、「ファイティングTVサムライ」のオンデマンドで視聴可能(どちらも有料)

▼初のトレンド入り


<動画で一部振り返り>
▼2次元からスタート。オープニングVの曲はリンドバーグの「BELIEVE IN LOVE」ラムライダー・バージョン。

▼「まっする2」から続く「2.9次元ミュージカル」が前半は中心

▼ユキインターに追い込まれるも、遠藤哲哉が武藤敬司技だけ使い“一掃”

▼2.9インテッド、グラップリングルールの5-5対抗戦。プロレスラー同士でガチをやる禁断の闘い。

▼マッスル坂井さんの涙のパワポ後、選手がファンツイートに「いいね」をする“ラウンド”の場つなぎとして、男色ディーノvsDJニラが行われる。

 最後はDJニラが、独特なタイミングで放つタカタニック(ヤマタノオロチ)で勝利。
 そして「#ひらがなまっする」はトレンド2位に。





 なお、次回は未定。来春頃にできたら、とのこと。

ブラックアイ感想

 ここまでの「ひらがなまっする」は、誰か若手選手を“主役”とし、スポットを当てる形をとっていましたが、今回は分かりやすい中心登場人物というのは存在しませんでした。
 では何にスポットを当てたのかと言えば、それは「プロレス」そのもの、もしくは「今のプロレス」、そしてそこで活躍するプロレスラー全般のように自分は受け取りました。
 物語は、ユウキロックさん率いるユウキ・インターが登場する辺りから加速。
 既存のプロレス団体ドメスティック ドタキャン チーム=DDTの価値観を次々にユキ・インターは破壊していく。
 そこに“救世主”のように現れた不意突三(DDTの現チャンピオン・遠藤哲哉)が、普段使わないフラッシングエルボー。ドラゴンスクリュー。更にムーンサルトプレスと、武藤敬司技でUインターを排除していく。
 武藤がUを消し去った。
 リングにはDDT若手勢が残る。
 …ここまでの展開、1995年のいわゆる「10.9」、新日本vsUインター全面対決をモチーフとしているのは間違いないのだが、この大会って、単純に名勝負・名シーンがたくさん生まれた最高の大会であっただけでなく、“今のプロレス”は、武藤が高田に4の字で勝った、ここから始まっているとい説は強くあるのです。堀江ガンツ氏が語っていたかな(引用したかったが見つからず)。
 紀元前・期限後のような、武藤4の字を境として、徐々にプロレスの価値観は「最強」から「最高」へ、「プロレスらしいプロレス」へととシフトしていく。後に武藤の影響を大きく受ける棚橋弘至が引き継ぐ形。
 全日本系やその他の血統も、もちろんしっかり残るのだけど、現在の新日本一強時代では、武藤プロレスが花開き、多くのファンをまたリングに呼び寄せていると言っていい。

 リングに残されたDDTの選手たちは、まさに今のプロレスを生きているプロレスラー。
 ユウキ・ザ・ロックが彼らに叫ぶ。「流されるように試合やってないか? 流されるようにリング上がっていないか? お前らのプロレスってここにあるのか? これがお前のやりたかったことなのか?」。

 そんな彼らが次に行ったのは、「2.9インテッド」。
 桜庭和志が主催するグラップリングの各討議大会「クインテッド」とほぼ同じ。
 人によっては、もう今のプロレスラーには必要ないともされる「強さ」だけを競う競技。
 リングはロープ無し。
 実際、試合はどう見てもガチンコ。しかし、これがまた面白い。クインテッドという競技自体が素晴らしいこともあるのだろうが、短い時間でもノメリこますし、ドラマもある。
 ゲスト解説・青木真也選手は「みんな、ちゃんと強い」とコメント。今のプロレスラーも強い。最強とは言わないが強さは持っている、と。
 しかしこれで終わりではない。
 マッスル坂井さんの涙のパワポを挟み(省略してすいません)、事実上のメインとして行われたのは、男色ディーノvsDJニラだ。
 ハッキリ言って、「強さ」からは、かなり遠い位置にいるプロレスラー。
 その2人が、2.9インテッドが終わったままの、同じ戦場のロープ無しリングで一騎打ち。
 これがまた、説明不可能な面白さ。
 最後は見たことも無いタイミングで叩きつけるタカタニックでDJニラが勝利。楽しめました。

 この大会から自分が受け取ったのは、「やっぱりプロレスってジャンルは幅が拾いな」と。いろいろあるんだと。
 今のプロレスラーへのメッセージを勝手に読むなら、「型にはまるな」ってことなのかな。「あんまりプロレスを決めつけるな」と。分かりませんけどね。私が常にそう考えているから、そうすぐ思えてしまうのかもしれませんが。

 ニラvsディーノで、高山善廣vsドン・フライをオマージュする場面がありました。あれはPRIDEというMMAで行われた試合ですが、「最高のプロレスだ」と言う人もいます。2人のプロレスラー魂あってこその闘いだったのは間違いありません。

 スポットライトを当てたことで「今のプロレス」が何か変わったりするかどうかはなんとも言えませんが、取りあえずDDTのリングに何かが反映されるのか、されないかは気にしておきたい。
 あとファンの見方もね。難しいだろうけど。

 今回の「まっする」、特別なゲストも無しで後楽園もやりきったのには驚き。
 1つ1つのシーンを細かく分析すると、またいろいろ発見があったりするのでしょうね。

 この記事を書くために、2019年11月「まっする」立ち上げ会見の記事を読み返していたら、
■「ひらがなまっする」とは何か〜1.27新木場1stRING大会よりスタート: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
 http://blackeyepw.com/article/186826068.html
 この時点で「強さと面白さを掛け合わせたことをやっていきたい」と、マッスル坂井さんは発言しています。
 当時は半笑いで効いていた人が多かったのではなかろうか。
 ちゃんと、掛け合わしましたよ。
 「マッスル坂井ってスゲエな」と思わせたら、それは「マッスル」。

※ここに欠いているのは自分の勝手な解釈であり、正解とは限りませんので注意を。

ユウキロックさんが内藤テーマに合わせ披露した歌の歌詞








ツイート集

<選手・関係者ツイート>










■#ひらがなまっする と近況とか。|青木真也 shinya aoki|note
 https://note.com/a_ok_i/n/n4f0a23b63b6f

<ファン・ツイート>








 ああ、あまり集められなかった…。

▼追記


■まっする3Uレビュー(鈴木健.txt)誰かが主役として輝くよりも2020年にやっておくべきことを選んだまっする後楽園|まっする|note
 https://note.com/hiraganamuscle/n/n989f966ebdfb
「だから! だから僕らが彼らをなんとしてでも売ってあげなきゃいけないんですよ!!」

■まっする3U 後記|竹下幸之介|note 
https://note.com/takesoup/n/nf84aa363b5ba


参考リンク

■武藤敬司が語る伝説の高田延彦戦。「プロレス史に残る作品が残せた」 - プロレス - Number Web - ナンバー
 https://number.bunshun.jp/articles/-/843105

■スーパー・ササダンゴ・マシン自身が感じた「まっする」:完全版「スポットを当てた選手には これを機に飛躍してほしい」|まっする|note
 https://note.com/hiraganamuscle/n/n72f7bfd03e46
 大会前にアップされたインタビュー。必読。



 個別記事ページ→ 「まっする3」でスポットが当たったのは“今のプロレス”かな〜11.9 まっする・後楽園、情報&感想&ツイート集

posted by sugi
2020年11月 02:26 | Comment(0) | DDT
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