2020年03月23日

田中将斗を貫いたぞ、という試合〜3.20 田中将斗vs竹下幸之介、感想&感想ツイート集

カテゴリー:DDT





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3月20日に行われた、DDT・後楽園ホール大会から「田中将斗vs竹下幸之介」の感想を。
 すいません、取り上げるのはこの1試合のみで。
 記事下にTwitterで拾った感想集もあります。



 結果はこちらで。
■Judgement2020〜DDT旗揚げ23周年記念大会〜 | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/results/13848



新型コロナ影響で観客を入れての興行開催を延期していたDDT、この日から通常の大会を再開。
 タイトルマッチが決まった時点では、ここまで特別な雰囲気で見ることになるとは思わなかった。
 田中将斗vs竹下幸之介、このカード辞退が十分特別。施錠を絡めて見なければいけないのが邪魔なぐらい。

 田中将斗、リスペクトの塊。もう何年も名勝負製造機として業界に名を馳せ続ける。KO-D王者となって再評価されるようなったのは嬉しい限り。
 竹下幸之介、間違いなく今のDDTのエース。そのポテンシャルは新日本も含めたプロレス界でもトップ級であろう。
 ただ、これは私の印象で本人がきいたら「何行ってるの?」と怒られそうだが、まだハッキリと「一級品のプロレスラー」として推しきれないところがある。
 試合内容は十分高いのだが、何かどこかスンナリ飲み込めないものが多く、発言も「うーん」となるものがたまにあり、それを特色として受け取るべきなのか、否定すべきなのかの答えが自分の中で出ていない。
 まだ24歳なんだし“成長過程#でいいのだろうけど。

 名勝負率の高い田中選手が相手でどうなるか。かなり興味を持ってのTV生観戦となりました。

 身体能力の高さをいかし、バックドロップ、トップロープ超えプランチャと豪快な技で竹下選手が先制するや、田中将斗選手は脚攻めを中心に反撃。この対比が面白い。
 トップコーナー巡る攻防からは、ちょっとヤリスギ感もあるブレーンバスター打ち合う意地の張り合い。
 竹下選手がスライディングDなど掟破り技繰り出せば、田中選手は元祖のそれを打ち返す。
 スピィーディーで正面からやり合う激しい攻防は、田中将斗の土俵ということになるのでしょう。
 竹下選手は、そこにしっかり対抗したうえで、トップコーナーから垂直に落とすコウモリ吊り落としなど、自分の色も足していく。
 終盤にはスリーパーも。スモールパッケージも狙う。
 とにかく竹下選手は攻めの幅が広い。何をしてくるか分からない。

 ただ、田中将斗が追い込まれまくったかと言えば、確かに劣勢となる場面はあってもそこまでの印象はない。
 スリーパーは胴絞めする相手の脚を股に挟むことでエスケープせず脱出(U系の選手がたまに見せる切り返しかな?)。前半の脚攻めが効くと共に、寝技への対応も問題ないことを披露。
 打撃戦で打ち勝った田中選手は、既に違和感あるぐらい攻撃に力が入らない竹下選手に、生肘でのローリングエルボーを炸裂させ決着。普段のフィニッシュではないが、説得力は十二分。
 かつてザ・グラジエーターに勝利した技でもある。
 竹下幸之介というモンスターに勝つべく選んだフィニッシュは、新しい何かではなく、過去の名勝負を締めくくったと共に、普段使っているものを研ぎ澄ましたような技。
 どんな相手でもブレを全く感じさせない。体格・体力で上回り、年齢差のある相手でも納得させる闘いぶり。
 田中将斗を貫いたぞ、という試合。

 一方の竹下選手は、十分な内容ではあったのだけど、「田中将斗の土俵で闘った」のコメント通り、田中選手ありきのようにも見えたし、竹下選手が試合の“主役”になった場面は少なかった。
 狙ってそうしているのかもしれないし、土俵に上がったうえで超えてやろうということなのかもしれないが、前述したように私はまだ竹下選手を推しきれないところがあって、それを完全に払拭するような試合ではなかったかな、と。
 光らせる前に、まず自分がどこまで輝けるか見せてくれよ、というのがあるんです。

 竹下選手は試合ごとに技のチョイスを変えているように見える。やることにブレのない田中選手とは対称的で、そこは今回の対戦を見ていても面白かった。
 いろんな角度から追い込みに行った竹下選手を、コレしかないのエルボーで下す、痺れるものがありました。
 ちょっとケチつけたようになってしまったが、記憶に残る名勝負です。

▼KO-D無差別級選手権試合
<王者>田中将斗
22分56秒 エビ固め
<挑戦者>竹下幸之介
※ローリング・エルボーバット。第74代王者が2度目の防衛に成功。

 田中選手勝利という結果は正直意外でした。
 もう挑戦者が見当たらないんですよね。まだ防衛戦は2度目ですが、昨年末にD王GPでだいぶシングルは消化済み。
 次の挑戦者は坂口征夫選手に。誰が出てきても「えっ」って感じにはなっていたでしょう。

 挑戦者が決まるマイクやりとりの間、実況席のゲスト解説・遠藤哲哉選手が樋口和貞選手に正論ダメダシをしていた。
 「樋口は新ユニットに入って坂口の手下になってしまった。あれじゃ意味が無い」、そんな発言。
 「俺はDAMINATIONに入ったが、佐々木大輔の下にはなっていない」というようなことも。確かに。
 DDTファンの中には「樋口待望論」みたいのはかなりあるはず。私も期待しています。
 竹下・遠藤・樋口の3人の誰かが、KO^D戦線の主役にいてほしいもの。遠藤選手はカリスマ力みたいのなら一番だろうし。
 6月の、さいたまスーパーアリーナに向け3人がどう動いていくかは楽しみです。

 前にも書いたのだけど、竹下選手はたまアリで、マイケル・エルガンと対戦してほしい。NOAHが同じグループになったのだからオファーはできそう。
 まぁ、その前に問題はコロナなんですが。6月なら…どうかなぁ。

観戦された方の感想ツイート

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関連リンク

■▼興行再開でいきなり激戦・田中将斗が竹下幸之介を生肘で撃破防衛、次挑戦者は坂口/DDT・後楽園:プロレスニュース・トピックス: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
 http://blackeyepw.com/article/187294115.html

<大会前インタビュー>
■DDTプロレスの“最後の砦”竹下幸之介。他団体に流失したベルト奪還に向け、ZERO1・田中将斗と一騎 | King Gear \[キングギア\]
 http://king-gear.com/articles/1233




 個別記事ページ→ 田中将斗を貫いたぞ、という試合〜3.20 田中将斗vs竹下幸之介、感想&感想ツイート集

posted by sugi
2020年03月 15:08 | Comment(2) | DDT
この記事へのコメント
完全なる田中vsグラジのオマージュ。

事前の竹下のインタビュー(FMWのビデオを見ていた)や、バトルメンでの「僕はファンなんですね」との発言とリンクしてる。

そういう意味では竹下ペース?の名勝負でした。
Posted by かえる at 2020年03月23日 16:19
>かえるさん

竹下選手が試合を造っていたなぁとは思いました。あの年齢でそれができるのは凄いことなんでしょう。次は別の内容で見たいです。

バトルメン、竹下選手はローリングエルボーに触れていましたね。
Posted by 管理人・杉 at 2020年03月24日 02:06

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