コロナ騒動とは全く関係無く滞っている当ブログの観戦記アップ、ボチボチと再開したい。
もう2週間前に成増が…面白かったので書いておきます。
AEWは国内プロレスマスコミに取り上げられる機会少ないし。
大会結果はこちらで。
■\[AEW・速報\] 2.29レボリューションPPV 試合結果:クリス・ジェリコvs.ジョン・モクスリー、ケニー・オメガ&ペイジvs.ヤングバックス、他 ? 青空プロレスNEWS
http://aozora-band.com/wpwn/archives/40185
2.29 AEW PPV「レボリューション」
感想は本戦から。
▼第1試合
ダスティン・ローデスvs ジェイク・ヘイがー
元WWEのジャック・スワガーことジャック・ヘイガーがAEW初試合。TVマッチ第1回にサプライズ登場して以来だから5ヶ月? まぁ溜めた。
内容は…、ヘイガーがウーンと言う感じ。試合が組まれなかったのが理解できるような
ガットレンチ・パワーボムやアンクルホールドなど得意技は一通り出してはいましたが…。
一方のダスティンは相変わらず抜群に巧い。モタモタのヘイガーにわざと大きめに間をとってブン殴るとか、タイミング絶妙。
決着はローブローからスタンディングの肩片目でヘイガーが勝利。
ヘイガー、これからどう扱うのだろう。
▼第2試合
ダービー・アリン vs. サミー・ゲバラ試合前にアリンが奇襲・場外戦、しかしゴングは鳴らず。ちゃんとリングに戻して、闘えるか確認してから試合開始するのはWWEと同じだ。日本式じゃないのね。
ってか、奇襲攻撃で試合ゴングを鳴らしちゃう日本の方がよく考えるとおかしいよね。相当な反則だろ(笑)。
試合の流れが切れちゃうのはわかるけど。
アリンの場外鉄柵に物干し状態で吊るした相手へのトペが凄まじかった。やった側のダメージも半端ないな。
ゲバラはトップコーナーから場外机に寝かしたアリンに630セントーン、すげえ。
最後はコフィンドロップ(ダイビングの後ろ向きまま落下するセントーン)でアリン勝利。)
PPVで若い選手同士のガッツリしたシングルを組むのは良いですね。
▼第3試合 AEW世界タッグ王座戦
ケニー・オメガ&ハングマン・ペイジ(C)vs.ヤングバックス
おそらく、AEWに期待しているファンの皆さんは、こういう試合を待っていたのではなかろうか。
延々と攻防が続くような展開が続出。スピィーディーなだけでなくインパクトも十分。
ハイライトは、ヤングバックスが放ったゴールデン・・トリガーを、ケニーがカウント1でキックアウトした場面でしょう。
いろいろ想像がかき立てられます。
同じ週のダイナマイトでは、ケニーがPACにカミゴエ放つシーンもあった。
約1週間前の2.21に、飯伏選手が棚橋選手を新パートナーとして、IWGPタッグ王者となったことに向けてやっているのではないかとの説も。
今すぐどうにかはならないと思いますが、いつかクロスする日が来ると信じて仕掛けているのではないかと想像する。後々、“線”になってほしいとの願いもあるか。
.@kennyomegamanx is down but NEVER out!
— All Elite Wrestling (@AEWrestling) March 1, 2020
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試合は、ハングマン・ペイジの片翼の天使で決着。ケニーがダメージからか片翼を不発、代わりに前半は不仲なモードだったペイジが肩車からズドン。試合後は仲直り。
エリートはこういうの好きですね(笑)。
新日本の米大会であった、「親友だから攻撃できない」は個人的に全くノレませんでしたが、今回はOK。
こういう展開の速い試合では、印象に残る何かを残せるかどうかが、自分の中では好勝負と名勝負の境目になる。
そういう点でも素晴らしい試合でした。
なんで第3試合?
▼第4試合 AEW女子選手権
ナイア・ローズ(c)vs クリス・スタットランダー
盛り上がりまくりの第3試合の後に女子の試合。なかなか厳しい。
里歩が絡まない女子タイトル戦はPPV初。
日本でもマーベラス・豆腐プロレス等で活躍したナイラ・ローズに、AEWがかなり期待していそうなスタットランダーが挑む。
ヒール同士という組み合わせだからか立ち上がりは静かめ。
中盤、クリスがトペ連発する辺りから盛り上がる。
ロープ物干し状態をクリスが逆立ち歩きで脱出。これは笑った。
物干しムーブ大嫌いなのですよ私。だってバランスとって乗っかってるのは無理があるよ、降りなさいよ。まぁ、もう定番の攻防なので続いていくのでしょうけども。
試合は終盤に向かうも、クリスの雪崩式ブレーンバスターは失敗か。それを引きずったというわけではないだろうが、雪崩式パワーボム一発で王者・ローズが勝利。
んー、期待通りの好勝負とはならず。
AEWの一つの売りとなるはずだった女子部門、オーバーできません。
里歩さんは持っているもの以上出して頑張ってはいたのだけど、なかなか難しい。
まだケニーはプロデュースを担当しているのだろうか???
▼第5試合
コーディ・ローデス vs. MJF(W/ウォードロウ)テレビマッチで因縁を積み上げての決着選。
MJF、AEW入り前のことはあまり知らないのですが、まだキャリア浅いとか。ストーリー回しが絶妙に巧い。
その試合ぶりはヒールに徹したもの。派手な技ほとんどナシ。セコンド使ったり、ローブロー入れたり、こざかしい攻撃ばかり。
ああ、こういうの大好き(笑)。
AEダブルのジェイ・ホワイトって感じかな? ジェイの方が上手そうだけど。
ローズのクロスローズを掟破りすると「ダブルクロスローズ」と名付けられるのですね。なるほど。
試合はコーディが勝利一歩手前まで追い込むも、MJFが指輪を使ったナックルで大逆転勝利。
最高です。MJF、応援します。
● 第6祖青
PAC vs. オレンジ・キャシディみんな大好きオレンジ・キャシディー登場。いやーもう最高でした。キャシディー完璧。
THE BRUTALITY!
— All Elite Wrestling (@AEWrestling) March 1, 2020
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「オレンジ・キャシディーってどんな選手?」と言われたときには、この試合を見せればいいんじゃないかと思います。
やられっぷりだけでなく、「やればできるじゃん」的な印象も強く残った。
裏レッスルマニアでの鈴木みのる戦が飛んでしまったのは残念すぎます。
▼メイン AEW世界選手権
クリス・ジェリコ(C) vs. ジョン・モクスリーさあ、メイン。
モクスリー、まだ眼帯。この抗争で目に釘状のものを刺されて追った傷。
元WWE対決と言うことで、逆に何かWWEっぽくないことをやるんじゃないかと想像していたが、そこまで特別な事はなかったかな。
流血はありましたが。
ジェリコはここぞと言うところでモクスリーの目を狙う。ストーリーに沿ったうえでの攻め、さすが。
決着前、モクスリーが自らカメラに見せつけるよう眼帯を引き剥がす。
もう、このシーンがメッチャ格好いい。パソコン前で「キャー」と叫んじゃう。
これはガイジンだからハマる、すいませんが日本人は叶わない。
「こんなのが見たいからアメプロ見続けているんだよ!」と叫びたい。
垂直ダブルアームDDT、AEWでの技名はパラダイムシフトでモクスリーが勝利、ついに王座移動。
ジェリコはその知名度と渋いレスリングで、AEWの1年目を間違いなく引っ張った。
レスリングオブザーバー・アワードのMVPも文句言っちゃいけません! でもやっぱちょっとPPVの試合がイマイチな気はしていた。
ダイナマイトのタイトルマッチの方がダービー・アリン戦とか面白かった気がする。
で、モクスリーにベルトが移動したことで、AEW全体の雰囲気が変わるのではないかと。
ケニーの試合ぶりが戻ってきたこともデカイ。
個性派揃いの若手もグングン成長、新しい選手も入ってきました。
今後のAEWは更に面白くなる予感します。
ここから見始めても大丈夫ですよ、たぶん。
…しかし、コロナでどうなることか。
▼大会MVPジョン・モクスリー
▼大会ベストマッチ:ケニーオメガ&ハングマン・ページVSヤングバックス
▼準ベストマッチ:PAC vs オレンジ・キャシディ
面白い大会でした!
インディー出身の若手がみんな良いですね。
有料視聴はこちら。
■? AEW Revolution (auf Deutsch) - Official PPV Replay - FITE
https://www.fite.tv/watch/aew-revolution-de/2p5dy/
たぶん。まだ見られる。
関連リンク
■▼ジョンモクスリーがジェリコ下し世界王座奪取、ヤングバックスがケニーにゴールデントリガーもカウント1でキックアウト/AEW PPV:プロレスニュース・トピックス: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3http://blackeyepw.com/article/187220165.html
■ケニー・オメガのカミゴエ炸裂! PACに勝利で週末ビッグマッチへ〜3.1(日本時間)PPV「Revolution」直前: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
http://blackeyepw.com/article/187212909.html
■やっぱりケニー・オメガでないと!〜11.9 AEW PPV「AEW FULL GEAR」結果&感想: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
http://blackeyepw.com/article/186794559.html