2020年02月09日

KENTAに観戦記もジャックされてます〜1.5 新日本プロレス・東京ドーム大会、感想

カテゴリー:新日本プロレス





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 1ヶ月以上経ってます。大阪城すぐです。でも書いた。



 1.4の感想はこちら。
■今更スマン、1.4 新日本・東京ドーム大会、感想〜誌上初のドーム連戦初日: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3
 http://blackeyepw.com/article/187132504.html

 試合結果・詳細は以下で。
■バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム ? 東京・東京ドーム 2020/1/5 | 新日本プロレスリング
 https://www.njpw.co.jp/tornament/197799?showResult=1

1.5 新日本プロレス・東京ドーム大会

 本戦から。
▼第1試合 60分1本勝負
獣神サンダー・ライガー引退試合U
 ○高橋ヒロム。リュウ・リー
 vs ●獣神サンダー・ライガー、佐野直喜
 12分16秒  TIME BOMB→体固め

 いよいよライガー引退。見慣れた技もこれが最後かと思うと泣けてくる。
 佐野選手、正直なところ心配していたが、出番は少なめも十分の活躍ぶりでした。あまり使っていなかったようなラリアットも出していたが、もう技とかでなく肉体全部でぶつかっていくような気持ちなんでしょうね。
 うーん、でも12分は短いか。
 試合終了後、高橋ヒロム選手は「言葉」でジュニア界を引き継ぐ意志を伝える。
 「座礼」で気持ちを表した鈴木みのるとは対称的。どちらが正解とかではないでしょう。
 ライガーはマイクをしてリングを降りる。…やっぱり第1試合の引退試合は変な感じだなぁ…とは思ってしまったが、退場するライガーを見ながら「明日、大田区でセレモニーあるから」と自分に言い聞かせていた。実際、引退式は素晴らしいものでしたけどね。
 ライガー選手、お疲れ様でした。そして佐野選手もこれがラストファイト。
 自分はSWSを追っかけていたので、新日本以外での闘いぶりも記憶残ってますよ。SWS時代だの入場曲がなかなか名曲なんです。もう聴けないわけですね…。


▼第2試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合
 ○SHO、YOH
 vs 石森太二、●エル・ファンタズモ
14分08秒  STRONG X→片エビ固め
※石森&ファンタズモが2度目の防衛に失敗。SHO&YOHが新チャンピオンとなる

 石森&ファンタズモが素晴らしい。身体能力生かしたオチョクリ、ドーム映えするオチョクリ。
 R3Kも、おっさんファンには懐かしいファールカップで金的防ぎもあったりで見事勝利。
 ちょっと軽めな雰囲気ではあったが第2試合としては面白かった。
 SHO&YOH、タッグリーグ3連覇でベルトもまた獲得。そこまで悪いとは思わないけど、実績に見合っているかと言われれば…。回りに良いチームが多すぎるのだよなぁ。


▼第3試合 60分1本勝負
ブリティッシュヘビー級選手権試合
 ○ザック・セイバーJr. vs ●SANADA
 12分32秒  ヨーロピアンクラッチ
※ザックが防衛に成功

 ドームでもグラウンド中心、沸いてましたよね?
 SANADAは少し飛び技も混ぜてましたが、フィニッシュはやはりフォール勝負。ザック勝利。
 このドーム連戦、ロスインゴでSANADAだけベルト獲得できなかったのは気にしておくべきなのか。


▼第4試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合
 ○ジョン・モクスリー
 vs ●ジュース・ロビンソン
 12分48秒  デスライダー→片エビ固め
※モクスリーが初防衛に成功

 いつも以上にジュースはナックル攻撃が多い。拘りあって使っているのだろうが、未だに良い印象がない。反則どうの関係なしにね。
 モクスリーの動きに目が行く。私のお気に入りだからというのはあるだろうが、目を離せなくなる何かがあるよなぁ。雑っぽく闘うのが逆に引きつけるのだろうか?
 見事なダブルアームDDT→デスライダー連携でモクスリー勝利。
 もうジュースのお代わりは勘弁して下さい。
 試合後、鈴木みのる選手が入場曲月で登場。新日本、これで今後行くのか? WWEっぽいのは大会中バックステージ中継を試みて止めたことはあったがどうなりますか。
 しかしvs鈴木みのるは楽しみ。
 そしてモクスリーの参戦がドームあとも続きそうなのが何より嬉しい。
 2月末にAEWのビッグマッチがあるから、そこまでって可能性もありますが。


▼第5試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合
 ○後藤洋央紀
 vs ●KENTA
 16分12秒  GTR→片エビ固め
 ※KENTAが3度目の防衛に失敗。後藤が新チャンピオンとなる

 少し前ならバチバチ戦を期待してしまう組み合わせだが、この日はKENTAがスカしぎみ。
 ペースは完全にKENTA選手。打撃は少なめ、新日本にしてはユックリ目なリズム。
 これは新日本初戦のG1開幕戦・vs飯伏とも同じなのだが、あの時のジレッタさが今回はほとんど自分にない。試合ぶりが何か変わっているのか、見る側の意識の問題か。
 終盤、後藤選手の打撃に付き合って、熱くなってしまったことが敗因にも見えたのは興味深い。
 打ち負けそうになったKENTAが張り手・パンチで、NOAH時代のように真っ向突っ込む。そこをカウンターとられ大技2つで負けた。でも蹴りは出していない。
 この辺、今後気にしてみておくべきかな?
 内容的には満足と言えるほどではない。もし、ここで名勝負級やってたら、メイン後乱入はどうなっていたか。


▼第6試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
 ○ジェイ・ホワイト
 vs ●飯伏幸太
 24分58秒  ブレードランナー→片エビ固め

 1.4敗者同士のモチベーション高めにくい一騎打ち。5分ぐらいでジェイ暴走の反則決着も覚悟していたが24分もやってくれた。
 この日のジェイは、ペース握るというほどではないが、セコンド使い掻き回し、鋭いジャーマン等で自分の印象をしっかり刻んでいく。
 飯伏選手の雪崩式フランケン狙いを、トップコーナー乗った片足だけ刈って落下させたのは、簡単な動きなのにヤバさ凄まじい。
 結果はジェイ勝利。
 飯伏選手は、頂点間際からドン底とまではいかなくても、だいぶ落ちてしまった。
 でもAEWからの大金オファーを蹴ったと言う話を聞いた時点で、チャンスが多く回ってくるだろうことを予想した人は多いだろうし、こーゆー波があると言うのは良いことだと思いたい。
 この先、盛り返せばの話ですけどね。
 負傷ない状態でのNJC・G1での内容+結果に期待。


▼第7試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
 ○クリス・ジェリコ
 vs ●棚橋弘至
 22分24秒  ウォールズ・オブ・ジェリコ

 面白かった。
 ケニー・オメガ戦含め、私の頭の中にある“クリス・ジェリコの理想の試合”に、新日本登場以来で一番近かった。
 そりゃまぁ、動きのキレは昔ほどじゃないけどね。
 棚橋選手とのリズムもピタリ。見ていて気持ちよい。
 ハイフライフローをコードブレイカーで迎撃したり、棚橋選手がコードブレイカー使ったり…大物対決らしい攻防も続々。
 最後はハイフライフローを切り返してのウォール・オブ・ジェリコ。
 ハっとさせる入り方のウォール・オブ・ジェリコ大好き。
 「ジェリコの試合を見たなぁ」という感覚を久々に味わい大満足。
 新日本だけ見ている層の、ジェリコ=ラフファイターみたいなイメージを消すことはできたかな?
 対戦前に決まった「棚橋刈ったらAEW王座挑戦」の話が消滅したのは残念ですが、まぁ五分五分以下だと思っていたので…いいや(笑)。まだ交流の可能性は若干残っているみたいですけどね。カーンさん、ショーモナイこと言ってないで日本いらっしゃーい。
 棚橋選手も素晴らしかった。間違いなく、やっておくべきカードでした。


▼第8試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル ダブル選手権試合
 ○内藤哲也
 vs ●オカダ・カズチカ
 35分37秒  デスティーノ→片エビ固め
 ※オカダがIWGPヘビー級王座6度目の防衛に失敗。内藤がIC王座初防衛に成功。内藤がIWGPヘビー、ICのダブルチャンピオンとなる

 史上初のドームに連戦、新日本プロレスが目玉としたのは、IWGP &インターコンチネンタル王座の統一、と言うベルトに関する新しい価値観でした。
 90年代のドーム・プロレスは、IWGP以外の何かがメインに来ることが多い時代でしたが、そうでなくても特別感は出せるんだと、今の新日本が打ち出したモノが2冠だった(+ライガー引退)
 初顔の大物参戦なし、対抗戦もなし、それでも充分お客さんは集まった。ここまでベルトの価値を大事にしてきたのが伝わったのか。その分反発もありましたけどね。

 中盤以降にオカダ選手が内藤選手の膝を責めだす。ジェイ・ホワイトが前日に集中攻撃した箇所。観客は大ブーイング。
 ただ、声援が大きく傾くほどの影響はなかったか。膝への攻撃は強烈でしたが、それ以降継続されるものではなかった。
 この辺り、オカダ選手の気持ちをいろいろ想像してしまう。
 内藤選手のスターダストプレスは意味深い。ご存じの方、多いでしょうが、この技は獣神サンダー・ライガーが発明者。
 試合は内藤哲也が勝利。ドームのメインとしてはやや少し控えめにも感じましたが、印象に残るシーンは幾つかあったし記憶には残りそう。
 オカダvs内藤というのは、新日本にとって切り札的カードですから、ハードルは高くなる。
 しかし、2日で当たり前のよおに70分以上闘ったオカダ選手、恐ろしい。でも当たり前と思ってはいけないんだよなぁ。

 そしてKENTA乱入。大合唱ぶち壊し。
 実は私はそこまで不快とは感じませんでした。驚きは間違いなくしましたけどね。
 メインイベントの試合をきっちりやり終えた後の事だから、そこまで怒りはないのかな。
 新日本のバッドエンドと言えば昨年の大阪城ホールもそうでした。こちらはメインのオカダvsジェリコの内容も微妙な結末で、その上でのぶち壊しにしてくれたことでかなり後味悪し。
 ぶち壊したのがジェリコとKENTAで違うというのもあるのでしょう。ジェリコは政治的なことも考えちゃう。
 正直、KENTAが大阪城ホールのメインイベントでIWGP王座に挑戦するなんて、登場時には考えていませんでした。ぶっちゃけ、ノアに取られるのが嫌で嫌がらせとして獲得したのではないか位に思ってました。すいません。全力土下座。
 NEVER王座失ったばかりの男がIWGPに挑戦。ありえない。でもそれを埋められる何かを持っていると新日本は考えてタイトルマッチとしたのでしょう。
 理不尽さが嫌われっぷりに繋がればいいぐらいに新日本は考えているかもしれませんが、KENTA選手の“さらしツイート”を見ていると、彼が目指すのは「賛否両論」だと気づかされます。自己プロデュース感も上昇。
 あれ自体、一つ間違えればオジャン、ワンアウト・チェンジとなってしまっている今の時代によくやってるなと感心します。
 そして正義と悪の両面あって、見る側も人によって面白がれたり、心底呆れたりいろいろで。
 NOAHやWWE時代のKENTAを見ているかどうかでも印象はだいぶ違いそう。
 深く考える人も居れば、「ただのヒールなんでしょ」とバッサリな人もいる。
 いろんな見方ができるのは良いプロレス。
 チケットは前売り指定席完売。ここまでは十分、KENTA選手は新日本の期待に応えている。
 話題性だけでここまで引っ張るなんて近年あまり記憶にない。

 ただ、ただ、この件を語るときに皆さん口を揃えて言うのですが、KENTA選手が内藤選手相手に、大阪城ホールのメインイベントにふさわしい試合ができるかどうか、そこはまだ全然未知数なんですよね。
 それを確認するために大会を見るということになるのでしょう。
 新日本プロレスのメインと言うのは、ある程度以上の好試合が保証されていて、その信用度が人気に繋がっているというのもあるはずです。そこに“内容未知数”な試合をぶっこむ、国内一人勝ちでもチャレンジする姿勢には驚く。
 また、これはTwitterで書かれていた方もいましたが、KENTA選手のツイートがどこまでファンに届いているかも注目。「ドームのメインをぶち壊した悪い人」で止まっている人も多そう。完成でそれが見えるかは分かりませんが、会場の雰囲気も大注目。
 さあ、どんな試合と成増か。

 あれ、これは1.5の観戦記なのだが…すっかりKENTA選手にジャックされてしまった(笑)

 1.5東京ドーム、いろいろ語りところあって面白かったです。
 1.4と1.5なら、自分は1.5の方が好き。
 バッドエンドは新日本やWWEみたいな、よっぽどのことがない限り客が離れない・会社が揺らがない自信がある団体がやれるものと思っているので、珍しいものが見られたと喜んでいるぐらいであります。
 今回、話題になったからと他団体は真似しないほうがいいですよ。まぁ、やり方はいろいろですが。

★大会MVP:KENTA
★大会ベストバウト:クリス・ジェリコvs棚橋弘至



 個別記事ページ→ KENTAに観戦記もジャックされてます〜1.5 新日本プロレス・東京ドーム大会、感想

posted by sugi
2020年02月 15:11 | Comment(0) | 新日本プロレス
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