2019年09月08日

エルボーが顔面にぶち当たる音を聞きたいがためのシーン現象〜9.1 新日本・英国大会、感想

カテゴリー:新日本プロレス





1909081.png


 毎度今更ですが新日本・英国大会の主要試合感想を書いておきます。

 試合結果はこちらで。
■9月1日 新日本 / イギリス・ロンドン・ザ・カッパー ボックス
https://www.njpw.co.jp/tornament/185893?showResult=1


観衆6000人超え

▼ 第5試合
IWGPタッグ選手権
 ○タマ・トンガ、タンガ・ロア vs ●カイル・フレッチャー、マーク・デイビス
 12分56秒  スーパーパワーボム→片エビ固め
 ※王者防衛

 英国RPWでの挑戦者決定トーナメントを制覇してきたオージー・オープン登場。今大会、地元枠っぽい特別参戦は彼らだけだ(ザックはレギュラー)。
 コールはあったがGODを支持する声も聞こえる。WWE日本大会にNOAHや全日本の選手出たら、よっぽど関連ない限り大不評だろうが、英国ファンの気持ちはどうなんだろう。
 オージー、エルボーは解説・真壁さんのご指摘通り腰が引けていてイマイチでしたが、後半はなかなか盛り上げた。
 でも日本でも見たいかと言われれば、そこまででもないかなぁ。まぁ新日本でもまれて成長する可能性はありそうですが。
 ダブルアーム式で抱え、前方の見方に渡しパワーボム(スパインバスター?)で叩きつける合体技が強烈。今まであるようで無かった、ちょっと形変えて誰かパクリそう。

▼第6試合
NEVER無差別級選手権試合
 ○KENTA vs ●石井智宏
(20分16秒  go 2 sleep→片エビ固め)
※KENTAがNEVER無差別級王座、新王者となる。

 G1中、「KENTA選手は早めに石井選手と対戦しておくべきだった」と書いたが、シリーズ終わってすぐ実現。
 バチバチで、互いのふてぶてしさも際だって悪くなかったと思う。
 ただ…KENTA選手が脳震盪なのか力入らずフラフラとしてしまった場面があまりに大きくて。よく、あそこから終盤まで戦い抜けたものだ。
 アクシデントに関しては、素人のファンが「どっちが悪い」と推測しても答えは出ません。
 「試合をストップする必要があったのでは」という疑問は残ります。でも、こういうのはプロレスというジャンルの特別製もあって、なかなか説明してくれないんですよね。
 とにかく復帰を待つばかり。予定通り飯伏戦が行われれば重い試合となりますね。

 フィニッシュのG2S、食らった相手が立ったようになる形に戻っていた。G1中、NOAH時代の相手の身体がくの字になるものに変わっていたのですけどね。
 一度変えて戻したなら、もう何も言いません。

▼セミファイナル
ブリティッシュ・ヘビー級選手権
 ○棚橋弘至 vs ●ザック・セイバーJr
(17分39秒  ハイフライフロー→片エビ固め)
※棚橋がブリティッシュヘビー新王者となる

G1ではザックの「ストロングスタイルは死んだ」という言葉に棚橋が向かい合い、寝技・レスリング中心の勝負を挑み、最後はジャックナイフで見事な勝利を得ている。
 そのリマッチがザックの地元で速攻行われた。
 今回もレスリング中心。棚橋選手はブリッジきかせたインディアンデスロックを披露。これは武道館でのオスプレイ戦でも見せているので、vsザックというより、全体的に少しスタイルを変えつつあるのかな?とも思えてくる。
 帰国後の試合ではこんなコメントも。

■棚橋弘至が青魔道士となりザック・セイバーJr.の技術を学習しての王座防衛を宣言!(バトル・ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00010001-battlen-fight

 試合はコブラツイストや卍固めを巡る攻防から、棚橋選手がスリングブレイドでチャンス掴み、ドラゴンスープレックス、ハイフライフローと畳みかけ一気の勝利。
 ちょっとアッサリ目にも感じたが、1つの勝機で一気に決着する感じ、この2人の対戦には合っているのかも。
 このあと日本ですぐさまリマッチ決定。2ヶ月で3度。年内で5度。
 何となく連戦している理由は見えてきた気もするが、団体に余裕があるからこそできるんだよなぁ。


▼メインイベント
IWGPヘビー級選手権
 ○オカダ・カズチカ vs ●鈴木みのる
(33分25秒  レインメーカー→片エビ固め)
※オカダが3度目の防衛に成功

 「風になれ」の大合唱、試合始まってもコールは挑戦者が上回る。
 ほぼ、鈴木みのるのホーム状態。
 これは、新日本ワールドを皆が見ているからというのもあるが、鈴木選手が何度も英国遠征していることも大きそう。
 アメリカ大会が増えたことに否定的な声もファンからは出ているが、こういうのを見ると遠征は必要で、新日本も勝算あってやっているのではないかと思えてくる。
 まぁアメリカとイギリスでは国の大きさが違うので全く同じことをやっていてもダメなんでしょうが。

 試合は鈴木選手がリード。グラウンド、場外戦、イスを巡る攻防など常に挑戦者が上回る。
 極めつけはエルボー。
 鈴木選手が肘を構えると、観客から「シッー」と声がして会場が静まりかえる。
 エルボーが顔面にぶち当たる“生”の音が聞きたくて皆黙る。
 これも一つの“シーン現象”。

 かつて日本で起こったシーン現象は、UWFを中心に「一つの動きも見逃してはいけない」と、まさに固唾をのんでほぼ全観客がリングに集中していた状態。
 今回のそれとは全く意味は違うが、どちらとも鈴木みのる選手が関わっているというのが面白いと言えば面白い。

 イギリスのファンはハードヒットが好みなのか、KENTAvs石井の打撃戦もかなり盛り上がったし、裏で行われたNXT-UKのウォルターも強烈な逆水平チョップが得意技だ。
 この試合でもエルボーの打ち合いが最も沸いた。
 リズミカルなエルボー“合戦”でなく、一発一発たたき込み合うのが良い。
 ついには2人とも、両手を後ろに組み、交互に火野裕士状態でエルボー打ち合い。そこまでやるか。
 鈴木みのる選手の闘いぶりが、英国ファン受けしているのは伝わってきたが、それを真っ向迎え撃つオカダ選手もさすが。
 どんなスタイルの選手とでも好勝負できるレスラーが団体の看板と言うのは新日本の強みですね。

 試合はミスティカ式の裸絞め狙いをツームストンで切り返したオカダが、レインメーカー一発で勝利。
 レインメーカー一発で終わる試合大好き。
 名勝負でした。

▼大会MVP:鈴木みのる
▼大会ベストバウト:オカダvs鈴木


 しかし、英国のファンは新日本プロレスを心底楽しんでいるようでしたね。
 新日本がうまくやってるとはいえ、新日本ワールドがあるとは家、他国団体の興行に6000人以上も集まって大盛り上がりである。
 日本人が、「凄いぞ新日本、凄いぞ日本」という気持ちになるのは分かりますが、なんだか自分は素直に他国のプロレスを受け入れる人がたくさんいるイギリスのファンをうらやましくも感じた。
 ああいうファンに支えられ、イギリスの”プロレス”はもっと大きくなっていくのでしょうね。
 お国はいろいろ大変そうですが…。 




 個別記事ページ→ エルボーが顔面にぶち当たる音を聞きたいがためのシーン現象〜9.1 新日本・英国大会、感想

posted by sugi
2019年09月 23:47 | Comment(2) | 新日本プロレス
この記事へのコメント
>お国はいろいろ大変そうですが…。

それ今日本が一番誰にも言えないやつ…
Posted by at 2019年09月09日 15:20
どこの国も大変ですな。
Posted by 管理人・杉 at 2019年09月10日 02:53

コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: