2019年08月17日

オスプレイが棚橋に勝つ、その衝撃〜8.10新日本・日本武道館大会(初日)、感想

カテゴリー:新日本プロレス

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 うわ、もう1週間経ちましたか…。
 G1・日本武道館3連戦、1大会ずつ感想を書いていきます。
 まず生観戦した初日から。


■飯伏幸太が初のオカダ超えで優勝決定戦進出、残り8選手は全員負け越し〜8.10 新日本G1・日本武道館大会(初日)、結果・動画・試合後コメントなど情報まとめ: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/186400242.html
■HEIWA Presents G1 CLIMAX 29 ? 東京・日本武道館 2019/8/10 | 新日本プロレスリング
 https://www.njpw.co.jp/tornament/192659?showResult=1

優勝関係ない公式戦も好試合多め

 観客数発表は9,641人。
 大会少し前にチケットぴあ見た時点で、2階席は「余裕あり」だったが、自分の席(2階後方)の周りはぎっしり。最上段は空いていた。
 両国なら満員、これはサスガ新日本だ、そこまで好カード揃いというわけでもないのに、「G1」ブランド力は年々増しているのか。3連休も大きそうだが。

 試合の感想は公式戦のみ。

● 第5試合 G1公式戦
 ○ランス・アーチャー vs ●EVIL
 (10分02秒  EBDクロー)

 シリーズ通しインパクトを残し続けるも、勝ち星はついてこなかったアーチャー、そのウップンを晴らすような大勝利。当たり前だが、勝った方が「スゲエ」感は高まる。
 もう、チョークスラムは勝手に“世界一”に認定しちゃう。アンダーテイカー超えた。
 エプロンからの宙返りにビックリ。でも飛び技は少し軽く見えちゃうのでココゾの時だけにしてほしいのだが、メチャクチャ沸いていたのは間違いない。私も「ウワー」と叫んでしまってはいた(笑)
 ラストはクロー。日本武道館での初プロレス興行、そのメインはジャイアント馬場vsフリッツ・フォン・エリックだったのです。
 EVILが体格差関係なしに真っ向勝負してくれたからこその好勝負でもありました。

 EVIL選手、目立った活躍は無かったかもしれないが、好試合生む確率は高かったのでは。

● 第6試合 G1クライマックス公式戦
▼○バッドラック・ファレ vs ●SANADA
 (10分38秒  首固め)

 ファレは3戦連続の丸め込み・押さえ込み勝利。
 意外性あって面白いのは面白いのだけど、スーパーヘビーらしい豪快ファイトは諦めてしまったのか。…いや、豪快ファイトに縛られていたからダメだったという可能性もあるか。
 でも基本的にデカイ選手にはデカイ試合をしてほしいなぁ。

 SANADA選手は昨年の裏MVP的活躍から1年で負け越しと星的には後退も、オカダに勝利という大ボーナスを獲得。
 それでも一気に優勝争いまではいかないのだから厳しい。人気は間違いなく上がっているのだけどね。
 IWGP挑戦は秋の両国か? 今年4度目の一騎打ちで、オカダの2勝1敗というのは予想を難しくさせているようにも見えるが、ドーム直結するとなれば、うーん。秋の新日本がイマイチな理由。
 まだ鈴木みのる選手が王者という可能性もありますが。そうなったら両国は内藤選手が挑戦するとか?

● 第7試合 G1クライマックス
▼○ザック・セイバーJr. vs ●KENTA
 (16分26秒  ジム・ブレイクス・アーム・バー)

 日本武道館で元NOAH対決。嫌がらせかどうかは分からないけど狙って意味づけはしているのだろう。
 いつもよりザックはスタンドでの攻防が多かったように感じた。
 打撃攻防が多くなるので、KENTA選手の良さが出る。
 キックをドスドス。ザックも独特な切れ味のキック、強烈なヨーロピアン・エルボーでやり返す。

 ハイライトは、ザックが左腕をグルングルッ何度も回し客席から悲鳴をあげさせたあと、KENTAがバック張り手でダブルダウンとなった場面でしょう。2人の持ち味がクロス。ここから試合も白熱。
 最後はザックがサブミッションでキッチリ勝利。
 ゴツゴツっとした感じで、リズムも他の試合とは違っていた。それがNOAHっぽさなのかは分からないけど、2人でしか作り出せない空気にはなっていた。嫌いじゃ無い空気です。
 KENTAが 負けたこともあって握手はナシ。

 ザック、今回のG1はなかなかの活躍。棚橋戦など興味深い試合が多かった。
 そして試合後コメント最高。勝つと普通になってしまうのが困りものなのだが(笑)。
 さて、ここまでコメントの評判が良いなか、TAKAみちのくさんは帰ってくるのでしょうか?
 KENTA選手、正直、今の新日本と噛み合わせがいいようには感じないけど、その異物感は近年の新日本ではなかったものなので興味深く見られました。

 G1後はどうするのだろう?と思っていたら分かりやすくヒール転向だった。
 KENTA&石森・復活でジュニアタッグリーグ出場ないかな?


● セミ G1公式戦
○ウィル・オスプレイ vs ●棚橋弘至
 (17分12秒  ストームブレイカー→片エビ固め)

 棚橋プロレスvsアスリートプロレスという図式のイデオロギー闘争的な見方もできたかと思うが、オスプレイが棚橋リスペクトを全面に押し出したこともありそうはならず。
 どちらかと言えばライオン魂継承マッチ。
 序盤戦は新日本らしいグラウンド。オスプレイのブリッジ攻防に棚橋選手はやり返さず、「あれ、膝が悪くてできないのかな?」と思っていたら、そのあとインディアンデスロックからしっかりブリッジを決めていた。
 脚への一点集中な棚橋弘至 、空中技で沸かすオスプレイ。
 まったく違うスタイルの対決ではるが、否定し合うというよりは、尊重し合うように見えてくるからプロレスは不思議。言動や試合ぶりのさじ加減で観客の見方を自在に変える。
 棚橋選手はスパニッシュフライも食らった。

 ガッツリ終盤もやりあった末、オスプレイが勝利。文句のない勝ちっぷり。
 真っ向勝負で棚橋敗戦。この結果、目の前にするとかなりの衝撃。
「番狂わせ」よはり間違いなく重い。“世代交代”“エース後退”とまでは言いませんが、何か大きなモノが動いたような。
 
 棚橋選手、このG1は好試合を連発。開幕のオカダ戦こそ差を見せつけられたが、徐々に復調していった。
 ハイフライフローをフィニッシュに戻す過程はリアルに感じたし、見所多い公式戦が多かった。
 しかし最後に完敗。開幕戦と武道館という、注目度の高い大会で痛い内容の黒星を喫しているのは印象的にどうなのか。
 このあとの立ち位置が気になる。いわゆる“新日4強”から、ついに外れてしまったのではなかろうか。
 そう言えば、大阪城で見せた新フィニッシャー、狙うそぶりすらありませんでしたね…。

 オスプレイ、初のG1は負け越しでしたが、もう十二分に楽しませてもらいました。
 心配なのはコンディションだけです。ジュニア王者の価値は高まるばかり。同級の他選手が大変だ。


● メイン G1公式戦
 ○飯伏幸太 vs ●オカダ・カズチカ
 (25分07秒  カミゴェ→片エビ固め)

 Aブロック、2人だけの優勝争い、最終決着選。
 とにかく、このG1のオカダ選手は高値安定。メインの公式戦は、棚橋戦が差を感じさせた完勝だったぐらいで、あとは全部かなりの好試合だったのでは。
 一方の飯伏選手は芦野痛みに苦しみ続けた。得意の空中技も控えめ。
 足の負傷を抱えたうえ、30分という時間で説得力をもってオカダ選手に勝たなければいけない、かなりハードルは高いように感じていたが…飯伏選手、ここにきてスピーディーな動きが戻り始めていた。
 前公式戦はザック戦であったし、いろいろ覚悟はしていたが、オカダ選手が真っ向勝負に来たこともあり、まだ完全ではないが速さを生かした技が増えていた。
 オカダ選手のドロップキックをシットダウン・パワーボムで切り返したのにはビックリ。
 脚が伸びる前の畳んだ状態を捕まえてましたな。
 レインメーカーなら何千回と切り替えされているだろうが、ドロップキックはかわすぐらいしか防ぎ方に記憶がない。珍しいカウンターを食らったことが敗因とも言えるのかな。
 ただ、カミゴエ連発は十分フィニッシュとして説得力はあったが、サックリいきすぎというか、「あのオカダに勝った!」という一大事感が薄めだった。そういう衝撃はSANADAの方が上だったでしょうね。
 飯伏選手が幾つか技を残していたのも関係していそう。そう言えば頭から垂直に落とす系がなかったかな?そこは意味がありそうな気もする。
 でも、十分に好試合。
 歓声が互角だっらのはいろいろホッとした。

▼大会MVP:ウィル・オスプレイ
▼大会ベストバウト:オスプレイvs棚橋

 優勝関係ない公式戦も意味あるもの多く、興行全体としても楽しめました。



 個別記事ページ→ オスプレイが棚橋に勝つ、その衝撃〜8.10新日本・日本武道館大会(初日)、感想

posted by sugi
2019年08月 01:04 | Comment(0) | 新日本プロレス
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