2019年07月03日

応援ボードがなくても、コール先導されなくても、ジ・エンドがファンの支持を得たのは伝わった〜6.30 全日本・後楽園ホール大会、感想

カテゴリー:全日本プロレス





81529a1.png


 全日本プロレスTVで観戦した、6.30 全日本プロレス・後楽園ホール大会の感想です。
 申し訳ないが、主要試合のみとなります。


ヨシタツ応援ボード1300枚

 大会詳細は以下で。
■諏訪魔&石川が新合体技アルティメット・デストロイも炸裂で防衛・しかしジ・エンド人気爆発、宮原健斗が革命戦士公認?ヨシタツ振り切り三冠防衛〜6.30 全日本・後楽園大会まとめ: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/186216950.html

● 第1試合
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○岡田佑介
6分6秒 フィッシャーマンズスープレックス・ホールド
●田村男児

 前回の後楽園大会では、青木篤志選手の代わりのような形でメイン登場した岡田選手、この日は第1試合。
 今度は自分の力でメインを目指すわけで、リスタートの場所としては一番。
 若手に胸を貸しつつ、厳しくも攻める。終盤のキチンシンクが強烈でした。
 田村選手も動き良い。技も増えつつあるようで今後楽しみ。
 
● 第4試合
▼タッグマッチ 分1本勝負
○佐藤光留、和田拓也
 (9分4秒 腕ひしぎ逆十字固め)
岩本煌史、●大森北斗

 青木篤志選手の親友である和田拓也選手が佐藤光留選手と新タッグチーム「変態アブソリュート」を結成。当然、そこに注目行くはずが…主役は違った。
 まだ若手枠の大森北斗選手がインパクト残した。。
 ガンガン前に出て観客を驚かす。佐藤光留相手に三角絞めを狙う場面も。
 空気の読めない若手大好き!
 次シリーズのJrタッグリーグでは、イタリアのアキラとチーム結成、つまり「北斗&アキラ」。ここでもブレイクできれば“若手”は卒業かも。
 和田拓也選手もなかなか良い動き見られた。
 基本は普段やってる競技のスタイルで、プロレス技にもトライ。
 まだタッグ慣れしていない様子はあるし、もっと大技が出る試合だとどうかは分かりませんが、面白い存在にはなるかも。

● セミ:世界タッグ選手権
▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
 諏訪魔/○石川修司
 (18分15秒 ジャイアントスラム→片エビ固め)
【THE END】パロウ、●オディンソン
※第85代王者組が2度目の防衛に成功

 これはもう最高でした。大型選手のぶつかり合いこそ全日本。「こういうのが見たかったんだ!」と画面に向かい叫んでしまった。
 ジ・エンドもビックリな合体技を幾つか披露していましたが、なんと言っても諏訪魔&石川の新技「アルティメット・デストロイ」に度肝抜かれた。
 諏訪魔の雪崩式フロントスープレックスを石川がパワーボムでフォローする裏摩周(雪崩式ブレーンバスター+パワーボム)系。
 真ん中の諏訪魔は首が悪いのに大丈夫だったのか? これは滅多に出せない。でも、その体勢に入っただけで客席ザワザワしちゃうんでしょうね。
 この形なら、諏訪魔がラストライドで石川の雪崩式投げっぱなしジャーマンをぶん投げるというのもアリだが…ホントにやったら恐い恐い。聞かなかったことにして(笑)。

 敗れはしたがジ・エンドの人気爆発。
 彼らが畳みかけると、攻撃しているのに「ジ・エンド」コール発生。
 コールというのは劣勢の選手を勇気づけるために送られる場合が多いのだが、「強すぎて最高!」の意味でのコールが発生してしまった。全日本では絶好調時の諏訪魔にその手のコールが起こっている。
 初来日時の世界最強タッグから人気者にはなっていましたが…今回、完全にブレイク。
 ザ・ボンバーが意外と苦労しているのでタッグ戦線の主役となる日は近いかも。
 ドーリング&ジェームス、2人並ぶ佇まいは昭和の香りして好きなんだけどなぁ。

 ところで、パワーボム激突のW攻撃、WWEのAOPも使っているのですが、どちらが先なんですかね?

● メイン:三冠選手権
▼三冠ヘビー級選手権試合 分1本勝負
 ○宮原健斗
(26分15秒 シャットダウン・スープレックスホールド)
 ●ヨシタツ(フリー)
※第62代王者が5度目の防衛に成功

 入場時、客席は1300枚用意されたというヨシタツボードで埋め尽くされる。



 「欲しい人」でなくても会場入る際に手渡されていたようです。ツイート検索すると、受け取っても掲げなかった人もいました。
 ヨシタツ選手もTwitterで告知をしていましたので、全日本プロレス公認のもと、行われたのでしょう。

 ボードを制作された方には申し訳ないのですが、個人的にはちょっと疑問。
 引退試合とか退団試合とか、海外遠征前ラストとか、その試合の主役がハッキリしているならアリですが、タイトルマッチではどうなんですかね。しかもタッグパートナー対決ですから。両者応援してもいいタイプの試合でもある。

 試合が始まると「ヨーシーターツー」というコールを先導する声が響く。
 それに反発するように「健斗」コールも始まる。
 前述したように、この試合はパートナー対決なので、互いのファンが対立する必要は基本的にない。

 まず、観客が頭に浮かべるだろうこの試合のテーマとして、約1年半ぶりの三冠挑戦のヨシタツ選手が、全日本プロレスファンに受け入れられたかどうかのジャッジがあります。

■ヨシタツがジョーの持つ三冠に挑戦も完敗!大地&神谷の大神が世界最強タッグ参戦!竹田&丸山がジュニアタッグリーグ優勝!
 http://battle-news.com/?p=34494

 2017年11月9日、ヨシタツ選手はジョー・ドーリングの保持する三冠王座に初挑戦。
 まだ全日本での実績がまるで無かったのに強引なアピールが実ったのかなんなのかタイトル戦にこぎ着けるも、結果は完敗。
 全日本でもドン底に落ちる。しかし、宮原健斗選手のパートナーに選ばれることで少しずつ実績を積み、評価を上げ、全日本プロレスファンに支持を得るようなっていく。
 大きな区切りとなる三冠再挑戦の相手が宮原選手というのは相応しすぎるのです。
 後は、勝利できれば最高、それでなくても前回イマイチだった内容で全日本プロレスファンから歓声をもらえていれば、“ヒストリー”は生まれていたのではないか。
 元々ヨシタツ選手のファンだったであろう方の先導で起きたコールでは、そういう結果にはならないのでは?

 ここ数年の全日本プロレス会場、特に後楽園ホールにおける観客のリアクション、自分は大好きなんですよ。良いと思えばシッカリと歓声を送る。
 この日のセミのジ・エンドがまさにそう。彼らは誰が見ても全日本ファンの支持を得た。
 今年のチャンピオン・カーニバル開幕戦、急遽出場のうえ体格で劣る青木篤志選手が宮原選手に挑むとなれば、試合開始から「アオキ」コールで後押し、シュチエーションを読んで応援することもできる。
 空気の読み方が絶妙。
 そりゃ全ての観客がそれに納得しているかは分からないし、意味不明な野次を飛ばす人も多少いますが、私個人としては今の全日本プロレス会場の雰囲気は全団体でも一番好き。
 そういう空間が既にできあがっているのだから、あえて変わったことをする必要は無かったのでは。
 全日本ファンに任せて良かったのでは。
 ボードを作るのも相当なお金と手間がかかっているの分かりますし、年に数度の生観戦で基本はTVの自分なんて魂の込め方では足下にもおよびません。
 ただ、「大成功」みたいな反応もあったので、ちょっと書いておこうと。

 …ん? 試合の感想を書くはずだったのに趣旨が変わっている(笑)。
 試合! ヨシタツ選手、持っている技だけでなく、普段魅せないような技も繰り出し大健闘。
 ただ、東スポで予告していた宮原必殺のパターンを崩すような場面は無かったか。
 スープレックスを後頭部頭突きと、ロープに噛みつき防御したシーンが印象に残る。
 ”受け”の宮原を相手に防御のシーンが真っ先に浮かぶという点では、まだ攻めが足りないのかもしれません。

 試合後の宮原劇場、何年もいがみあっていた宮原選手と和田京平レフェリーが抱擁するというサプライズ(笑)。
 前回の地声絶叫も面白かったが、「劇場」に関してはホントにマンネリありませんね。
 多少のモヤモヤ吹っ飛ばすエンディングでした。

▼大会MVP:諏訪魔&石川vsジ・エンド(反則ですが対戦カードがMVP)
▼大会ベストバウト:諏訪魔&石川vsジ・エンド

関連記事

■宮原健斗が石川修司との27分激戦後の“劇場”中にマイク切れるも地声で続行「プロレスの神様に言われてる気がした。『お前の全力見せてくれよ』って」〜5.20全日本・後楽園ホール大会まとめ: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/186029407.html

■「青木さん、本当に寂しいよ」佐藤光留号泣〜6.18 全日本・後楽園大会、試合後コメント・ツイートほか: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/186163236.html



 個別記事ページ→ 応援ボードがなくても、コール先導されなくても、ジ・エンドがファンの支持を得たのは伝わった〜6.30 全日本・後楽園ホール大会、感想

posted by sugi
2019年07月 02:08 | Comment(2) | 全日本プロレス
この記事へのコメント
全日本盛り上がってますね!
新日が暗黒期で棚橋後藤のIWGPをガラガラの両国でやりつつ、永田さんとかと地道に後楽園でGP戦をしてた頃と被ります。

応援の件も同意です。良い全日本のムードに任せて良かったですよね。
そういえば新日で毎会場のようにあまり主義主張のなさそうなブーイングやコールを先導してる人たちは新日が雇ってる人なのかな?

(演歌歌手の地方興業とかでは声出し係とか盛り上げ用に雇ったサクラを混ぜてるとか昔から聞いたことが)とここ10年くらいの疑問だったりします(^^;
Posted by いつも読ませて貰ってます at 2019年07月03日 14:04
>いつも読ませて貰ってます さん

ありがとうございます!
上り坂を上っている途中を見ていると、後の見方も違ってくるので、今の全日本は見ておくべきですね。

 新日本の応援団は…どうなんでしょう(笑)。さすがに雇ってはいないと思いますよ。関係者・選手と知り合いぐらいではないかと。
Posted by 管理人・杉 at 2019年07月05日 01:27

コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: