2019年06月09日

クリス・ジェリコがオカダ・カズチカとの調印式・舌戦で実際にやった“対戦相手を評価したうえで超えていこうとする”ロジック:

カテゴリー:新日本プロレス





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 日付変わって本日は新日本プロレス・大阪城ホール大会。
 その前日調印式から。


ジェリコ「オカダの試合は見ていて楽しい」

 IWGPヘビー級選手権調印式から。


 ジェリコの大暴れだけが話題となってますが、なかなか面白い発言も。
ジェリコ「だからこそ、俺はここにいる。そして、明日の夜、試合をすることに至るんだ。いままでもずっと『オカダは最強だ』『オカダは最高だ』『オカダは天才だ』とオカダ・カズチカについての称賛はいくらでも聞いてきた。そして、過去の試合もいっぱい観てきて、お前がいいプロレスラーだということはもう承知している。だが、俺と対峙してそれがどうなのかということを見せたい。だから、俺は明日、オーサカでお前のことを完膚なきまでに痛みつけてやる。(※隣の菅林会長の胸ぐらを掴み)わかったか?」

(略)
 
――WWEとこの新日本プロレスで闘うことの違いは?
ジェリコ「新日本プロレスではいまオカダ・カズチカがベストである。そして、このレスリングという業界そのものが、強さとはスター性であったり、ファイティングスピリットがあるか、ストロングスタイルをどれだけ披露できるかというところになっていると思う。そして、オカダはそれができているレスラーだと思う。正直言って、オカダの試合は観ていて楽しいと思うし、俺は彼の試合が好きだ。とても賢くアーティスティックであり、観ているこちらの方が壁画のように感じる。それだけ美しいものができるレスラーだと思っている。ただ、何か違いがあるとすれば、オカダ・カズチカはあらゆる選手と対戦しているかもしれないが、ただ一人、このクリス・ジェリコとの対戦経験はないということだ。そして、このクリス・ジェリコと対戦する。それだけでこの対戦は話題になるし、もちろんオカダ・カズチカというものがまた一つ上のレベルにいける大きな機会になると思う」
 引用していない部分で自分がいかに優れたレスラーか、という話もたくさんしていますが、それ以上にオカダ選手を称えることばが印象に残る。

 この“対戦相手を評価する”というやり方は、過去にジェリコ本人がインタビューで詳しく説明しています。

■【大反響・第2弾!】「ぼくはぼくのプロレス、新しいクリス・ジェリコのプロレスを実験中」斎藤文彦氏が直撃ロング・インタビュー!(後編) | 新日本プロレスリング
 https://www.njpw.co.jp/181288
 無料部分から引用。
 こちらのインタビュー、本当に興味深い話ばかり。新日本公式に加入して全文読むことをおすすめします。
 2018年12月、ドームでの内藤戦を前に語られたもの。
ジェリコ タイトルマッチの記者会見で内藤はぼくのことを「プロレスラーとしてピークを過ぎた人間」とコメントしましたね。
だとしたら、プロレスラーとしていまピークにある内藤は、プロレスラーとしてピークを過ぎたぼくに負けてチャンピオンベルトを失ったことになりますね。彼はそのまぎれもない事実をメッセージとしてファンに向かって発信してしまった。発言内容にはもっと頭をよく使ったほうがいい。ぼくはプロレスラーとしてはピークを過ぎた人間かもしれないけれど、そういうキミよりは1000倍もベターなんだよ、という結論が導き出されます。

(略)

ジェリコ:ぼくがルーキーだったころ、カルガリーのTVテーピングでこんなことがありました。対戦相手は“ブルドッグ”ボブ・ブラウンという大ベテランでした。ぼくはマイクを持って「おい、オールド・マン! この年寄り! ジジイ!」とアピールしました。
そのあとの試合でぼくは負けた。ぼくはぼく自身が揶揄したオールド・マン、年寄り、ジジイに負けたということです。ぼくがその試合に勝ったとしても、ぼくはオールド・マン、年寄り、ジジイに勝ったことにしかならない。どちらにしてもぼくのコメントではダメだったのです。It doesn’t help either way.

 自分から「自分より弱い、たいしたことない」と言ったレスラーに勝っても現状維持。
 「こいつは素晴らしい、実績もある、でも俺の方が上回ってるところもあるんだぜ」と言った相手に勝てばステップアップになる。
 もちろん、その評価が的外れなら説得力がなくなるので意味はない。いろいろセンスは必要。
 当たり前のようで、これから対戦する選手相手にするのはなかなか難しいのでは。

 日本にも、とにかく相手をこき下ろすだけのアピールをする選手いるような。まぁ、お互いを褒め合うばかりなのもどうかと思いますけど(笑)。
 私、このジェリコ・インタビューをきっかけに。レスラーのアピールをその辺り気にして聞くようになりました。だから今回の発言もすぐ気づきましたね。

 会見でジェリコは、かつてWWFとWCWの王座を自身が統一したように、IWGPとAEWのベルトを同時に巻くんだと息巻きました。
 そうなる可能性はなくもない。タイトル戦自体の株も上げてみせる。
 クリス・ジェリコというレスラーが、大きくない身体で超大物に上り詰めた術を体感できているんですね。

 個人的には、ジョン・モクスリーというハードコア寄りのレスラーが現れたので、かぶるのを嫌い乱戦モードではなくレスリング中心で勝負する本来のクリス・ジェリコが見られるんじゃないかと期待しております。
 あとは新技のジュダス・エフェクトが鍵か。

内藤哲也vs飯伏幸太、調印式も

 インタコンチ調印式も。


 飯伏選手から「もうリマッチはなし」の声が。
 内藤選手が勝ってもナシ? うーん。

<会見動画>




 個別記事ページ→ クリス・ジェリコがオカダ・カズチカとの調印式・舌戦で実際にやった“対戦相手を評価したうえで超えていこうとする”ロジック:

posted by sugi
2019年06月 02:16 | Comment(0) | 新日本プロレス
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