2019年04月14日

「新日本のMSG進出は大成功!」って、本当はROHと共催なんだが…そうツッッコミづらくなるほど新日本は好試合連発でした〜4.6 新日本&ROH・MSG大会感想






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毎度お馴染み今更ですが、各試合の感想と総評的なモノを書いておきます。
ちなみに私、最近のROHはほとんど見ていません。なので、どんな感じなのか確認できるのは、この大会の楽しみの一つでもありました。


各試合、感想

 MSGですよ、MSG! やっぱり自分の世代には特別。
 でも映像だけではMSG感、あまり伝わらず。会場行けば全然違うのでしょうけどね。

■2019年4月7日(日本時間)
 新日本プロレス&ROH / メリカ・マディソン・スクエア・ガーデン
https://www.njpw.co.jp/tornament/183901?showResult=1
 大会詳細はコチラで。

▼第1試合 NEVER無差別級&ROH世界TV選手権
 ○ジェフ・コブ vs ●ウィル・オスプレイ
 12分52秒  ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
 ※勝利したコブがNEVER無差別級&ROH世界TV王者となる

 オスプレイ、空中弾が少し控えめだった理由は何なのか。でも十分に好試合。
 コブの雪崩式ツアー・オブ・アイランドは綺麗に決まってましたな。
 さて新王者は2つのベルトをどう防衛していくのか。


▼第2試合
 ○ルーシュ vs ●ダルトン・キャッスル
 0分15秒  串刺しドロップキック→片エビ固め

 勝ってはいるけど、ルーシュはこれで良かったのか。MSGなんて次にいつ出られるか分からないのにね。


▼第3試合 WOH世界選手権
 ○ケリー・クレイン vs ●岩谷麻優
 Kパワー→10分38秒  片エビ固め
 ※岩谷が防衛に失敗。ケリーが新チャンピオンとなる

 むむむ、岩谷さん完敗。ペースも握られたうえ、得意技がことごとく完全に決まらず。
 帰国後に膝の負傷を明かす。注目度高い試合で悔しいでしょうね。


▼第4試合 ブリー・レイ NYCストリートファイトオープンチャレンジマッチ
ジュース・ロビンソン、○フィリップ・ゴードン、マーク・ハスキンス
vs ブリーレイ、サイラス・ヤング、シェイン・テーラー
 15分01秒  フォーフリッピースプラッシュ→片エビ固め

 謎だった試合形式、次々選手が現れ結局6人タッグに。
 ジュース・ロビンソンの大物扱い入場に私ア然。
 知らぬ選手もいたうえでの乱戦はなかなか集中できませんでしたが、とにかくフィリップ・ゴードンが期待されている選手だというのは伝わってきた。
 ほぼ全選手が竹刀持ってやり合うのは斬新。
 大会前に邪道選手が「竹刀をどこで調達すべきか」と悩んでましたけど、ナンボでもありましたな(笑)。


▼第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 3WAYマッチ
 石森太二 vs ○ドラゴン・リー vs ●バンデシード
 8分54秒  デスヌカドーラ→片エビ固め
 ※石森が防衛に失敗。リーが新チャンピオンとなる

 ここまでのし合いと明らかにスピードが違う。
 ホーリーシットの大合唱。MSGに集まったファンは、こういうのを待ってたんでしょうね。
 素晴らしく噛み合っていただけにフィニッシュで、もうひと盛り上げ欲しかった気もするが、決め技のデス・ヌカドーラは、昨年BOSJでことごとく切り替えされても使い続けていただけに、こだわりが見えた点は良かったです。
 MSGという会場は、1972年にミル・マスカラスが登場するまで覆面レスラーのファイトが許されなかった場所である。
 それからもう、約半世紀になるんですね。

▼第6試合 IWGPタッグ&ROH世界タッグ選手権試合 4WAYマッチ
 ○タマ・トンガ&タンガ・ロア vs PCO&●ブロディ・キング vs SANADA&EVIL vs ブリスコ兄弟
 9分45秒  スーパーパワーボム→片エビ固め
 ※タマ&ロアがIWGPタッグ王座防衛、ROH世界タッグ新チャンピオンとなる

 もう、期待のPCOが大活躍してくれただけで大満足。電気椅子、岩が飛んでくるような空中弾、そして投げ捨てパワーボムによる場外落下。
 多くはなかった見せ場で確実にホーリーシット以上の歓声を浴びていた。
 PCOのブレイクぶりは、観客の想像を間違いなく超えていく術を身につけた点にあるような。
 キャラだけでないことを見せつけましたな。あれでもまだ一部だろうけど。
 ぜひ来日してほしい。個人的には石井智宏戦を望む。田中将斗とも対戦済みだし、とんでもない内容になりそう


 この試合あとに元WWEのお騒がせ者、エンツォ・アモーレとビッグ・キャスが客席で大騒ぎ。

■MSGにエンツォ・アモーレとビッグ・キャスが乱入、客席で騒ぎ大ブーイング食らう/新日本&ROH: 4月6日・7日のプロレスニュース・トピックス: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/185828103.html
 この手のアレ、海外だとシュートかどうかの議論が堂々行われる。まぁ、内部から漏れていたら成立しません。そこを徹底していない時点でどうなのか。
 今となっては、真実がどうかは別として、アングル説が高まっているモノを、ROHがどう料理するかを問われてますな。

▼第7試合 ブリティッシュヘビー級選手権試合
 ○ザック・セイバーJr. vs ●棚橋弘至
 15分14秒  変型ジム・ブレイクス・アーム・バー
 ※ザックが防衛に成功

 棚橋選手が予告していた「マジソンでのドラゴン・スープレックス」を、ザックが防いで卍系の技に移行。
 「ああ、やっぱり藤波は猪木に勝てないのか」と、ムリヤリ勝手に新日本の歴史がMSGに落とし込まれたことを感慨深く思ってたり…。
 これでオカダさんがフィアンセをMSGのリングで紹介してたら、棚橋さん立ち直れなかったかもね(かつて藤波辰爾さんがMASGで同じことをしています)。
 帰国後に棚橋選手は腕負傷で欠場発表。
 試合後のコメントもなかなか深刻。
棚橋「とても、とても、壮大な物語だった。つながってましたね。新日本プロレスの合宿所に一歩踏み入れたその足が、マディソン・スクエア・ガーデンにつながってました。ただ、もうごまかし切れない。会場人気、技術、テクニック、ごまかし、ごまかしやってきたけど…あぁ。ホンモノの技術には、オレのようなまやかしのレスラーは通じなかったね。マディソンにしっかりとしたいい形で、その第一歩を踏みたかったけど。ヒザも、今日序盤の腕十字に入ったときに、バキッていって、もともと悪いっちゃ悪いんですけど。あぁ…ダメだ、フウ。よし、大丈夫。まだ試合は続いていくし。このままだと悔しいんで、絶対マディソン・スクエア・ガーデンにまた帰って来ます」
 欠場理由は左肘負傷でした。
 

▼第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
 ●内藤哲也 vs ○飯伏幸太
 20分53秒  カミゴェ→体固め
 ※内藤が2度目の防衛に失敗。飯伏が新チャンピオンとなる

 この2人の対戦ならではのヤバさに満ちた好勝負。日本とほぼ同じレベルのものをMSGでしっかり披露。
 飯伏選手、終盤のボマイェは、神=中邑真輔が近くにいることと、インタコンチのベルトに対する思いを込めたものですね。試合後にベルト抱きしめたのにも繋がっていく。
 飯伏選手、大一番でのフィニッシュ前技にメッセージが込められていること多い。
 闘いぶりだけで観客に気持ちを伝えたり、想像させたりできる“プロレス技”って素晴らしいですよね、やっぱり。情報さえ届いていれば言葉の壁もないし。


▼第9試合 ダブルメインイベントT ROH世界選手権試合 3WAYラダーマッチ
 ジェイ・リーサル vs ○マット・デイヴェン vs マーティイ・スカル
 29分35秒  テイヴェンがベルトを獲得

 ROH側のメインはラダーマッチ。
 見せ場がなかったわけではない。リーサルのラダーから飛んだマッチョマンエルボーは最高でありました。
 しかし全体的にはインパクト不足か。単純に比較はできないが、WWEのマネー・イン・ザ・バンク戦の方が、やってることは過激なような。
 MSGでラダー戦をやる意味は分かる。かつてショーン・マイケルズとレイザー・ラモンが名勝負残してます。
 ただ、今回の3人がこの形式向きの選手だったのかという点は疑問。


▼第10試合 ダブルメインイベントU IWGPヘビー級選手権試合
 ●ジェイ・ホワイト vs ○オカダ・カズチカ
 32分33秒  レインメーカー→片エビ固め
 ※ジェイが初防衛に失敗。オカダが新チャンピオンとなる

 分かりやすい善玉vs悪玉という構図のタイトル戦が MSG大会のメインに。
 なんだか80・90年代頃の「レッスルマニア」を見ているような感覚に襲われた。
 もちろん技術は複雑になってるし、新日本独特な切り替えし合いも見られたが、海外独特の歓声、オカダ選手のオーソドックスだが華のある闘いぶり、ジェイの振り切ったヒール力、フィニッシュ技のレインメーカーがキックアウトされる絵など見ていると、アメプロらしいアメプロに見えてくる。
 会場にいたらもっと強く感じていたのでしょう。
 真裏のWWE電動入り式典に出ていたようなレジェンドに感想を聞いてみたい、そんな気持ちにさせる試合。
 オカダ選手が特別なことを何もしていないのに、そう思わせるのが興味深いですね。

総評


 大会前から引っかかっていた点、日本側じゃ「新日本プロレスがMSG進出!」と煽り続けていましたが、この大会は新日本とROHの“共催”。
 新日本がいなければ絶対に成立しなかった大会なのは間違いないが、ROHとその親会社シンクレア・ブロードキャスティングの力がなければMSGを確保できなかったのも確かだ。
 「ちょっとROHを無視しすぎてませんか?」、そんな気持ちが頭にあったが…終わってみれば内容で新日本が圧倒、ROHの影は薄く、「新日本プロレスのMSG進出は大成功でした!」と言われても、間違ってはいないような、ROHの名前を出しにくいような…。
 もう少し協力関係を表に出すべきだったのでは。
 対抗戦的な試合はあったが、なんだか全く別なモノをランダムに見せられている感じで、興行としてはバランスが悪い。
 新日本プロレスの試合はどれも素晴らしかったです。オカダvsジェイはMSGのメインイベントに相応しいものでした。
 ただ、ROHが…どうしちゃったんですかね? ちょっと特別なことをやろうとしすぎてしまったのか。
 ROH側のカードで通常スタイルで真っ当に行われたのは女子戦だけでした。もう少し、“試合で魅せる”ってイメージあったのだが。。

 札止め集客に関しては「もともとエリート勢目当ての人が多いからな」とのツッコミは入れておきたい。
 これで、ケニー・オメガ&ヤングバックスが参加していれば全然印象は違っていたのでしょうね。
 オカダvsケニーがメインなら、オカダ・コールは起こっていたかどうか。
 ヤングバックスがいれば、WWEへの対抗意識が、もっと前に出ていたかもしれない。
 また日本でもアメリカでも人気の彼らが主役となっていれば、興行全体のまとまり感も高まっていたのでは。

 MSGに関して言えば、エリート勢が出なかったことは新日本にとって良い結果を生んだのかもしれない。
 世界に向け大いに名前を売れたでしょうね。
 でもやっぱり何かスッキリ飲み込めないところもある、
 ぜひとも新日本プロレスには、単独でのMSG再進出を目指していただきたい。次のステップがあるのは良いことです。
 まずG1開幕戦ですが。

 そしてROH頑張れ。AEW登場に一番影響を受けそうなのはROHだろう。

◆大会MVP: PCO
 オカダか飯伏でもいいのだけど、ROH側でインパクト残した選手を。

◆大会ベストバウト
 ジェイ・ホワイト vs オカダ・カズチカ



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posted by sugi
2019年04月 01:14 | Comment(0) | プロレスニュース・トピックス
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