こちらの記事の補足として書きました。
■ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス巡る技の継承論争が話題〜「日本の女子プロレス」では大事なこと: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
http://blackeyepw.com/article/185761604.html
技の継承は大事、男でもオリジナルはできる限り守ってくれると嬉しい。でも、“覚悟”があるならほ他選手が使うことも…。
コラムのようなモノになります。
基本的にコピーは嫌い、でも絶対許さないわけではない
豊田さん関連は別として考える。ドロップキックなどの定番技も除きますよ。人のオリジナル技をまねることは許されるのかどうか。
イエス・ノーの2択で答えが出るものではないような。
私は基本的に技のコピーは大嫌い。ただ、例外として「人の技を使う意味合いがみえるもの」はOK。逆に大好物。
タブーを破るなら、その覚悟と意味合いを見せてほしいのです。
なんとなくコピーしちゃうのは、勿体ないのですよ。
プロレスの技というのはよくできていて、使われることで技の中に込められた歴史・意味を試合の中に落とし込むことができる。マイクなど使わなくても、技を出すだけで何が言いたいのか伝えられる場合がある。プロレス独特なやり方。
ちょっと珍しい技が出ると「この試合・このタイミングで、この技が出る理由は何?」とファンは、いろいろ想像する。それはプロレスを見るうえで楽しみの一つ。
でも、その技を出した理由が、単に「パクリ」だったらどっちらけだ。
「○○さん、あの技を使ったのは何で?」。
「あーYouTubeで見たんだよ、カッコイイだろ? 動画の選手、誰だか知らんけど」。
こういうのが続くと、想像するのもバカバカしく思えてくる。
やる側の自由を広げることで、見る側の楽しみを奪っていないだろうか。
選手も試合での表現方法、自分を印象づける手段の一つを失うことになっていませんか?
基本的にコピーはダメで、「どうしても使いたい」ならOK、それが私としては理想。
掟を作ることは大事、でも掟を破った瞬間は快感でもある。
「自由にやって」と言われるなかでハシャグより、「ルールを破る」のほうがドキドキはします、私は。
藤波辰爾の「掟破りの逆サソリ」は最高。あの真面目な藤波がそこまでやるとは…の興奮。
冬木弘道の冬木スペシャルは、元パートナー・川田利明のオリジナル技「ストレッチプラム」と指の角度以外全く同じ。しかし冬木は「自分のオリジナル」と言い張った。
他人の技を自分の技だとして使う掟破り。
そこに激怒するファンもいれば、団体を分かれた盟友でありライバルでもあった川田への複雑な心情を想像するファンもいる。
中堅レスラーにしか過ぎなかった冬木弘道は、この辺りからヒールとして存在感を強め始めた。
技をコピーするのなら、その選手のイメージを変えたり、大きなステップアップに繋げることに利用すべき。それは「プロレス」が歴史の中で造ってきた一つのやり方。
プロレスという競技には、エンターテイメントのためのいろんな知恵が組み込まれている。合理性を優先して形を崩しすぎると取り返しのつかないことになるかもしれないのです。
とはいえ、パクリ技はどんどん増えていく予感。グローバル化は年々加速、1選手の持ち技もどんどん増えてる、どうにかなる気がしません。
今回、有名現役選手が「どんどんパクれ」的発言をしたことで、その傾向はスピードを上げるかもしれません。
YouTubeからパクるにしても、せめて元祖技選手へのリスペクトぐらいはあってほしいもの。
タグ:プロレスとは何か
そのアダムスのパートナー ジノ・ヘルナンデスはショーンマイケルズの兄弟子で〜みたいな系譜を探る楽しみと
どこの団体でも繋ぎとして使われるくらい浸透した技術としての評価と
両立できるのが一番いいですよね
サモアジョーはNOAHの三沢戦がいろいろ伝説ですね。日本のプロレスが好きすぎるがあまりオマージュ技だらけになってしまったという。
今は技絞ってやってますね。なんだかんだWWEはちゃんとしてるってことでしょう。最近怪しいですが(笑)
>ねむみたいな何か さん
パクリでもエピソードがあれば許してしまうところありますね。
そう言っていただけると本当に嬉しいです。