2019年も3月半ば、そろそろ気候も暖かくなり始め、新元号発表も近づく頃ですが…最遅で2018年のプロレス界まとめをしてみます。
アメリカで最も権威のあると言われる「レスリング・オブザーバー・アワード」が発表に。
そこで主要プロレスアワード結果を集めてみました。並べてみることで2018年の全体像がみえてくるし、各アワードの個性も分かるでしょう。
主要プロレスアワード紹介
★東京スポーツ主催「プロレス大賞」
■東スポ・プロレス大賞2018結果発表〜MVPは棚橋弘至 が史上2位タイ4度目、ベストバウトはケニー・オメガvsオカダ・カズチカが2年連続受賞: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
http://blackeyepw.com/article/185193641.html
唯一のプロレス記者選定アワード。国内の試合・選手のみ対象。
★週刊プロレス主催
「プロレスグランプリ」
https://wp.bbm-mobile.com/sp2/News/Detail.asp?n=102605
週プロ読者を中心としたファン投票によって決定される。
★ブラックアイ3主催
「ネット・プロレス大賞」
■ネット・プロレス大賞2018、全結果| ネット・プロレス大賞:公式サイト
http://beye2.com/item_35207.html
ファンが主催し、ファンの投票によって決定される。
★レスリング・オブザーバー・アワード
■\[速報\] 2018年度レスリング・オブザーバー・アワード(カテゴリーA)発表、MVPはケニー・オメガ! ? 青空プロレスNEWS
http://aozora-band.com/wpwn/archives/34953
■\[速報\] 2018年度レスリング・オブザーバー・アワード(カテゴリーB、その1)発表:最優秀カリスマに内藤哲也、ベスト興行は6.9大阪城ホール大会、他 ? 青空プロレスNEWS
http://aozora-band.com/wpwn/archives/34961
■\[速報\] 2018年度レスリング・オブザーバー・アワード(カテゴリーB、その2)発表:地域別MVPが新設、最低試合はどの試合?、今年も外道さん、他 ? 青空プロレスNEWS
http://aozora-band.com/wpwn/archives/34964
レスリング・オブザーバー読者(ファン)の投票によって決定される。
※以下、参考
★ファイティングTV・サムライ主催
「本インディー大賞」
■サムライTV「日本インディー大賞」結果発表〜竹田誠志がMVP+ベストマッチ上位5試合中4つが竹田シングル、藤原秀旺ニューカマー賞: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
http://blackeyepw.com/article/185299444.html
サムライTVで放送されたインディー団体が対象。
ファン投票により決定される。
★ニコニコプロレスチャンネル主催
「ニコプロ民がMVPとかを決めてみた」
https://t.co/tOXSWBgPFY #nicopro… " https://twitter.com/nicoprowres/status/1079386724621418496?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1079386724621418496&ref_url=http%3A%2F%2Fblackeyepw.com%2Farticle%2F185292834.html
ファンが、ニコニコチャンネルのアンケート機能を使い投票、決定される。
以上6つのうち、東スポ・週プロ・ネット・オブザーバーの4つを中心に、主な部門の5位まで紹介。
東スポの順位は、記者の投票内容から私が勝手に順位づけしたものです。
MVP
<東京スポ>1位:棚橋弘至
2位:オカダ・カズチカ
3位:ケニー・オメガ
<週プロ>
1位:棚橋弘至
2位:内藤哲也
3位:竹田誠志
4位:ケニー・オメガ
5位:オカダ・カズチカ
<ネット>
1位:棚橋弘至
2位:竹田誠志
3位:ケニー・オメガ
4位:里村明衣子
5位:丸藤正道
<オブザーバー>
1位:ケニー・オメガ
2位:棚橋弘至
3位:オカダ・カズチカ
4位:L.A.パーク
5位:ベッキー・リンチ
<インディー大賞>
1位:竹田誠志
<ニコプロ>
1位:竹田誠志
東スポ・週プロ・ネットは棚橋1位。オブザーバー読者のケニー支持率高いのは納得感ある。
ネットはオカダ選手が弱い傾向あり、今回も1つだけベスト10入りすらできず。
週プロで内藤選手2位は興味深い。そして気になるLAパーク、メキシコた米インディーで大活躍だったそうです。
最優秀試合/ベストマッチ
<東京スポ>1位:6.9 オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ
2位:8.12 棚橋弘至 vs飯伏幸太
3位:10.21ゼウス vs 宮原健斗
4位:4.29 石川修司vs鷹木信悟
5位:8.18 杉浦貴 vs 潮崎豪
<週プロ>
1位:8.12 棚橋弘至 vs飯伏幸太
2位:6.9 オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ
3位:8.4 石井智宏 vs ケニー・オメガ
4位:1.4 オカダ・カズチカ vs 内藤哲也
5位:8.11 ケニー・オメガ vs 飯伏幸太
<ネット>
1位:8.12 棚橋弘至 vs飯伏幸太
2位:6.9 オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ
3位:1.4 ケニー・オメガ vs クリス・ジェリコ
4位:6.20 竹田誠志 vs 木イサミ
5位:12.15 棚橋弘至 &ウィル・オスプレイ vs ケニー・オメガ&飯伏幸太
<オブザーバー>
1位:6.9 オカダ・カズチカ vs. ケニー・オメガ
2位:8.12 棚橋弘至 vs. 飯伏幸太
3位:1.27 アンドラデ vs. ジョニー・ガルガノ
4位:4.7 ジョニー・ガルガノ vs. トマソ・チャンパ
4位:8.4 石井智宏 vs ケニー・オメガ
<インディー大賞>
1位:6.20 竹田誠志 vs 木イサミ
<ニコプロ>
1位:5.3 竹田誠志vsビオレント・ジャック
オカダvsケニー1位が2つ、棚橋vs飯伏1位が2つと全く互角。そして4アワード全てで、この2試合が1位・2位を独占。
2018年は、この2試合が代表作ということでしょう。
石井vsケニーも多くランクイン。
最優秀/ベスト・タッグチーム
<東京スポ>1位:諏訪魔&石川修司
2位:ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポン
3位:EVIL &SANADA
3位(同票数):YAMATO&B×Bハルク
<週プロ>
1位:EVIL &SANADA
2位:諏訪魔&石川修司
3位:ケニー・オメガ&飯伏幸太
4位:SHO&YOH
5位:金丸義信&エル・デスペラード
<ネット>
1位:#STRONG HEARTS
2位:諏訪魔&石川修司
3位:ケニー・オメガ&飯伏幸太
4位:EVIL &SANADA
5位:ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポン
<オブザーバー>
1位:ヤングバックス
2位:ケニー・オメガ&飯伏幸太
3位:カイル・オライリー&ロデリック・ストロング
4位:ペンタゴンJr.&フェニックス
5位:タイラー・ベイト&トレント・セブン
<インディー大賞>
1位:#STRONG HEARTS
<ニコプロ>
1位:#STRONG HEARTS
タッグは4アワードとも違うチームが1位。突き抜けたチームがないという証拠でもあるか。
SANADA&EVIL 、ケニー&飯伏、諏訪魔&石川が3アワードでトップ5入り。
ゴールデン☆ラヴァーズは東スポだけ名前が挙がらなかった。
STRONG HEARTSが、ネット・インディー・ニコプロと、マニア寄り?のアワードで1位で、他はトップ5入りナシというのが興味深い。
最優秀興行
<ネット>1位:1.4 新日本・東京ドーム
2位:8.12 新日本・日本武道館
3位:6.9 新日本・大阪城ホール
4位:6.23 大海賊祭・横浜赤レンガ
5位:10.21 DDT・両国国技館
<オブザーバー>
1位:6.9 新日本・大阪城ホール
2位:1.4 新日本・東京ドーム
3位:4.7 NXTテイクオーバー
4位:9.1 ALL IN
5位:10.21 DDT・両国国技館
※東スポ、週プロでは興行関連賞ナシ
<サムライTV・日本インディー大賞>
1位:11.11 大日本・両国国技館
<ニコプロ民がMVPとかを決めてみた>
1位:8.31 TAKAYAMANIA・後楽園ホール
オブザーバーの1位は新日本・大阪城、とにかく、ケニーvsオカダの評価が高いのでしょうね。
ネット・オブザーバーとも5位がDDT両国なのはビックリ。
…週プロはいつから興行部門止めたのだろう?
新人賞
<東京スポ1位:林下詩美
2位:Bem-k
3位以下(票数不明):シュンスカイウォーカーズ
アンドレザ・ジャイアントパンダ
<週プロ>
※2018年デビューの選手のみ対象
1位:林下詩美
2位:辻陽太
3位:上村優也
4位:加藤拓歩
5位:稲村愛輝
<ネット>
1位:海野翔太
2位:笹村あやめ
3位:アンドレザ・ジャイアントパンダ
4位:林下詩美
5位:ロンダ・ラウジー
<オブザーバー>
1位:ロンダ・ラウジー
2位:林下詩美
3位:ブライマン・ピルマンJr.
4位:カシー・カタンツァーロ
4位:マルコ・スタント
<インディー大賞>
1位:藤原秀旺 ※ニューカマー賞
<ニコプロ>
1位:笹村あやめ
林下選手が東スポ・週プロで1位、そして4アワード全てでトップ5入り。
ネット1位の海野選手は他で名前なし。東スポでノミネートされてもおかしくなかったが。
笹村あやめ選手の健闘も光る。
女子プロレス賞
<東スポ>1位:藤本つかさ
2位:橋本千紘
2位(同票数):里村明衣子
4位:渡辺桃
<週プロ>
1位:里村明衣子
2位:紫雷イオ
3位:藤本つかさ
4位:アスカ
5位:渡辺桃
<ネット>
※女子部門はないので、「MVP」の女子選手上位5人をあげておきます。
1位:里村明衣子
2位:アスカ
3位:藤本つかさ
4位:里歩
5位:大畠美咲
<オブザーバー>
1位:ベッキー・リンチ
2位:ロンダ・ラウジー
3位:里村明衣子
4位:シャーロット・フレアー
5位:渡辺桃
<ニコプロ>
1位:里村明衣子
里村選手が3アワードでトップ。そして全アワードでトップ5入り。
東スポ1位の藤本選手、週プロ・ネットでも上位に。
紫雷イオ選手は週プロだと2位、一方でネットは毎回あまり票が伸びない。たぶん、東スポ結果の反発ですよね。
短め総評
MVP・試合・新人・女子は1〜2ぐらいまでに絞れ、ハッキリ結果が見えたように思います。タッグがバラバラ。
物議を醸すことが多い東スポも、ここで挙げた部門に関しては納得できる結果だったと言えますね。
ネットは「週プロ+ニコプロ」という漢字になってきたかな? ファン投票のアワードが似てしまうのは仕方ありませんが、できれば何か特色欲しいなぁ…と主催者は考えていたりもします。そうなる方法は全く思いつきませんが。
と言うわけで、これにて2018年の振り返り終了。
2019年も「ネット・プロレス大賞」はあるのかどうか。他アワードと差が無くなったら完全に止め時なんでしょうけどね。
ところで、「平成プロレスMVP」、「平成ベストマッチ」はどこかやらないの?
タグ:プロレス大賞 ネット・プロレス大賞