2019年02月28日

“全日本”は諏訪魔を待ってた|2.24全日本・横浜文化体育館大会、感想

カテゴリー:全日本プロレス





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 会場で観戦して参りました。感想を。
 申し訳ないが、休憩明けの後半4試合のみとなります。


 大会詳細は以下で。
■宮原健斗が激闘の末、三冠防衛「諏訪魔という存在があったから強くなれた」〜2.24全日本・横浜文化体育館・情報&ツイート集・一夜明け会見、チャンピオンカーニバル参加選手発表: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/185620764.html
■大会結果:全日本プロレス
 http://www.all-japan.co.jp/match/2%e6%9c%8824%e6%97%a5%e6%a8%aa%e6%b5%9c%e6%96%87%e5%8c%96%e4%bd%93%e8%82%b2%e9%a4%a8%e5%a4%a7%e4%bc%9a


第5試合:野村vsジェイムス

▼第5試合 シングルマッチ
 ○野村直矢(10分48秒 マキシマム)●デュラン・ジェイムス

 三冠挑戦アピール中の野村選手、その査定試合的シングル。
 結果としてはキッチリ勝ちをスコア。欲を言えばもうひと盛り上がり欲しかったが、フィニッシュまでの畳かけはなかなか素晴らしく、三冠挑戦経験あるデュランから納得できる勝ちっぷりを見せてくれた。設定されたハードルはクリアです。

 もう言ってしまうと、このあと野村選手の三冠挑戦は決定するのですが、その際のアジアタッグ返上を巡る青柳選手とのやりとりが面白い。
 真っ直ぐすぎて、意気込みを示すのに勢いで?パートナーに確認せずタッグ王座返上宣言してしまう野村選手。それに弁が立つ青柳選手が不満ぶちまけ決別へ。
 抗争続けるなかでお互いのキャラが際だっていきそうで楽しみ。

第6試合:Jrバトル・オブ・グローリー優勝決定戦

第6試合 2019 Jr. BATTLE OF GLORY  優勝決定戦
 ○岩本煌史(14分59秒 孤高の芸術)●吉岡世起
 ※岩本煌史が2年ぶり2度目の優勝

 リーグ戦優勝戦、名だたるベテラン選手を押しのけ、岩本煌史・吉岡世起と若い選手が残ったが…これがなかなかの好勝負に。
 岩本選手は前に見たときより柔道色が濃くなっていた。そのまま個性になるので良いですね。
 実は「孤高の芸術」(ロープワーク攻防のカウンターで決める払い腰)をフィニッシュに使うのはあまり好きじゃなかったのだけど、柔道技による積み重ねの先にあるものとしては違和感あまり感じません。
 吉岡選手も良かったです。序盤のスピーディーな動きは吉野正人選手を思い出させる。そういやトルベジーノも出してますね。ついでにメイド・イン・ジャパンっぽい技もあった。
 もうSTRONG HEARTS入りは運命だったのかもしれません。
 いやでもホントに他団体のプレッシャーかかるなか、見事な試合を見せてくれました。
 終盤の攻防には会場もかなりの盛り上がり。若い軽量級選手が、あれだけの興奮を作り出せたのはこの先明るいですね。


セミ:世界タッグ選手権

▼セミ 世界タッグ選手権試合
 関本大介&○岡林裕二(29分06秒 ゴーレムスプラッシュ)●ジェイク・リー、崔領二
※王者・関本大介&岡林裕二が初防衛に成功

 個人的に期待しているジェイク・リーがビッグマッチのセミに登場も…本領発揮とはならず。
 関本&岡林が完勝。もう盤石過ぎます。それでいて退屈な内容でないのが凄い。
 後で29分もやっていたと知りビックリ。長くは感じませんでした。


メイン:三冠ヘビー級選手権

▼メイン 三冠ヘビー級選手権
 ○宮原健斗(32分29秒 シャットダウン
スープレックスホールド)諏訪魔
 ※王者・宮原が2度目の防衛

 現在進行形全日本の横綱対決であることは間違いないが、ここ1年の諏訪魔はシングル戦線がやや不調。
 藤田和之との対戦がウヤムヤのまま消滅、コンディションも悪く、2018年の三冠挑戦は一度もなかった。
 更に馬場没20年興行は謎の不参加。背水の陣とまでは言わないが、下手な試合はできません。
 一方の宮原健斗は好調継続。5日前の両国では、2018年MVP棚橋弘至 にインパクト負けすること無くメインを締めて見せる大活躍。団体外での注目度はグイグイ上昇中。
 気づけば2人の立場は逆転。

 前回の対戦は2017年10月9日でした。

■宮原健斗vs諏訪魔(10.9 全日本プロレス・後楽園ホール)感想〜暴走ナシでも諏訪魔はスゴイ: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/181328701.html

 諏訪魔がまさかの足攻め一点集中で試合をリード、宮原の逆襲を凌ぎ勝利した。
 個人的には近年の全日本プロレスではベストバウト。
 圧倒的に攻める諏訪魔と、食らいまくって逆転に懸ける宮原のスタイルがうまく噛み合うのかもしれない。

 この日も諏訪魔は攻めに攻めまくった。
 特に、大会の直前に初披露した、二段式高速ジャーマンの「ストライク・ジャーマン」と、うつ伏せ相手を引っこ抜き、高く抱え上げてから叩きつける「ラスト・ジャーマン」がインパクト残す。
 煽りVで紹介されたこともあり、ラスト・ジャーマンの体勢に入った瞬間は「来るぞ」のザワメキが客席を包み、ドカンと放たれるや「すげー」の歓声が上がった。気持ちよい興奮を体感。
 とにかく、この日の諏訪魔は好調。昨秋に古傷の両肘を手術したのが正解だったかコンディシヨンも良さそう。
 掴んでは投げ、掴んでは叩きつけ、背後に回れば万力スリーパー、宮原のブラックアウトをドロップキックで弾き返す場面もあったりで手がつけられない。
 一応、首を中心に習ってはいるが、2017年対戦の時とは違い、その怪物っぷりが際立ちまくる。
 ラリアットも走っていた。潮崎豪とガンガンやってた頃が蘇る。まさに今の決め台詞「全盛期だ」に間違いはない。」

 この日は「歓声」の動きも印象深かった。
 黄色い声多めの宮原コールに、野太い男性のスワマコールが互角に交錯する、そんな場面がほとんど。
 ただ、終盤に諏訪魔がラストジャーマンから怒濤の大技連発するや、スワマコールが完全に上回った。
 これ、当たり前のようで珍しい光景だと思うのです。プロレス会場の定番としては、ピンチの側にコールが発生する場合の方が多いはず。しかもおされているのは大人気の宮原ですからね。
 ここでスワマ・コールが一段高まったのは「俺たちの見たかった諏訪魔が見られている」、その嬉しさが声になったのでしょう。みんな強い諏訪魔を待っていた。
 三沢光晴をボコボコにしていた頃のジャンボ鶴田がダブる。

 ラストジャーマン、バックドロップ、ラリアット、もう説得力だらけの技が次々繰り出される。
 そんな激闘のフィニッシュで宮原健斗が見せたのは滞空時間たっぷりのシャットダウン・スープレックス・ホールド。
 30分戦い続けたうえ、大型で抱えにくい体型の諏訪魔を約15秒間だるま式でホールドし、完璧なブリッジを決め手見せるという、垂直落下でもなく、破壊力でもない、宮原流の説得力溢れるフィニッシュ。
 圧倒的すぎる諏訪魔の攻撃を食らい続けたうえで、宮原スタイルを貫き観客を納得させた。

 次の挑戦者は下の世代の野村直也。試合後の最高劇場を含め、宮原は宮原で新しい全日本を本格的に創っていくのでしょう。

 とはいえ、この試合の主役は諏訪魔である。
 久々の三冠挑戦で、その凄さを見せつけてくれた。
 不参加だっら馬場没20年興行は大成功。「ここに諏訪魔は必要なかった」という声もあって、それはそうかも…と自分も思ってしまいました。
 でも、この横浜文体大会は違う。諏訪魔ありきのビッグマッチ。
 宮原コールを上回ったスワマ・コール、「諏訪魔という存在があったから強くなれた」の宮原コメント。
 馬場追善興行に居場所がなかったとしても、全日本プロレスには絶対必要、そんな声があちこちから聞こえてくるようなメインイベントでした。

 諏訪魔選手、あとは噛み合いの良い宮原以外の相手でも凄さを見せつけられるかが今後の注目点ですかね。それで完全復活。
 チャンピオン・カーニバルが今から楽しみ。


大会MVP:諏訪魔
大会ベストバウト:宮原健斗vs諏訪魔
準ベストバウト:岩本煌史vs吉岡世起
大会ベストマイク:川田利明「僕は武藤・全日本でギブアップしてしまいました」


関連リンク

■G馬場没20年追善興行・全カード発表〜デビューから全日本プロレスの中心で戦い続けた諏訪魔はなぜか不出場、その理由を考えてみる: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/185476839.html

■棚橋&ヨシタツvs宮原&関本・白熱、マスカラス飛んだ、ブッチャー「親を大事に」〜2.19 『ジャイアント馬場没20年追善興行・情報まとめ・コメント・ツイート集: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
 http://blackeyepw.com/article/185585300.html



 個別記事ページ→ “全日本”は諏訪魔を待ってた|2.24全日本・横浜文化体育館大会、感想

posted by sugi
2019年02月 21:49 | Comment(0) | 全日本プロレス
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