2018年06月09日

ドラゴン・リーがイイ、オスプレイvsタイガーマスクがまさか?の名勝負〜「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr. 25」の全公式戦の感想を書いてみる / 5.30福島〜6.2群馬

カテゴリー:新日本プロレス





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「ベスト・オブ・ザ・スーパーJR」感想、まだ書いてます。
 もう次の大一番・大阪城ホールが間近なわけですが…優勝戦までの簡潔版は来週にでも。気長にお待ちください。
 間に合わないとわかったらペース遅くなった(笑)。投げ出しはしませんので。


5月30日 福島・ビッグパレットふくしま

 公式結果:http://www.njpw.co.jp/tornament/136634?showResult=1
ワールド動画:https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_7
▼第5試合 Bブロック公式戦
 ○マーティ・スカル(16分01秒  クロスフェースチキンウィング)●ドラゴン・リー

 最後までどちらが勝つか見えない好勝負。
 お互い引き出し多いので終盤になっても展開が途絶えず面白かった。
 リーが「シバター」と叫びながらPK放つと、お客さんがしっかりドっと沸くのが良いですね。

▼第6試合 Bブロック公式戦
 ○田口隆祐(13分08秒  郡山スープレックスホールド)● SHO


 序盤、SHOのエア・アロー(矢を田口に放つまね)を田口がかわす場面が。ムエタイのワイクー中に見られるやりとりだ。ただし、田口さんは尻に食らい悶絶するまでやりきる。
 中盤、田口のスリーアミーゴに対抗し、SHOがスープレックス・シティ発動。福島でエディ・ゲレロvsブロック・レスナーだ。
 田口はリバース・パワースラム出すなどガンガン攻めまくり。
 フィニッシュは、予告していたご当地技「郡山スープレックス」。相手の手の形が郡山の「コ」に似てるんだそうな。
 「田口、強いぞ」と思わせる勝ちっぷり。調子に乗ってる若手をボコる感じが凄く良い。

▼セミ Bブロック公式戦 
 ○橋ヒロム(13分35秒  D)●クリス・セイビン

 ヒロムがセイビンのような実績豊富なベテランと対戦するのは珍しいのではないか。
 序盤からサンセットフリップ・パワーボム攻防。セイビン避けて場外床は回避、エプロンに叩きつけられる。
 場外サンセットフリップ・パワーボムは避けるのが普通で食らう選手が特別だと自分は思うのだけど、「食らわないなんて根性無い」みたいな声が増えてこないよう願うばかりである。
 場外床に叩きつけられる人がいるから、緊張感が常にあるというのはそうだけど。カート・アングルの場外ジャーマン狙いは安心して見られるもんなぁ。
 試合は必勝パターンとなりつつあるウラカンラナ→「D」の連携でヒロムが勝利。
 もうちょっとセイビンが丸め込みとかで追い込む場面も見たかった。

▼メイン Bブロック公式戦
 ○KUSHIDA(18分33秒  バックトゥザフューチャー)●エル・デスペラード

 デスペが場外戦で台車を持ち出し、KUSHIDA を乗せ客席にガッッシャーン。
 蘇るヨネ原人vsビーフ・ウエリントン。
 今日はムエタイ・WWE・みちのくプロレスといろいろ見られるなぁ〜。

 デスペはヒールに徹し終盤までは反則と足脚殺しだけで試合を進める。
 
 倒れたレフェリーをKUSHIDA が起こしに行くや、背後からイス攻撃狙い。その瞬間、観客から「クシダ、ウシロウシロ!」。本当に言っちゃうもんなんだな。
 そんな感じで悪くない雰囲気で進んでいたが…終盤、激しい切り替え試合いが始まる。「そんなにクルクル回らなくても…」と思っていたら中途半端な形で攻防が途切れる。あら。
 最後はKUSHIDA が、スワンダイブ式ウラカンラナ→腕へのキック→バックトゥーザフューチャーと、変な流れを帳消しにするような畳みかけで勝利。
 試合後、KUSHIDA 選手が売店に直行しサイン会を始める様子までカメラが追っていたのはナイス。


5月31日 青森・八戸市東体育館

 公式結果: http://www.njpw.co.jp/tornament/136636?showResult=1
ワールド動画:https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_8

▼第5試合 Aブロック公式戦
 ○BUSHI(11分58秒  エムエックス)●フィリップ・ゴードン


 ゴードンが空中技を多めに出していた。後楽園のACH戦以来、地方大会では控えめだったのだが。
 前半、BUSHIがじっくり目にいった分のタメもあり、飛び技出たときの開放感というか、客席が次々沸いていく感じが気持ちよい。
 打撃も少し重みガ出ていた。
 負けちゃったけどゴードン何か変わってきたかな。


▼第6試合 Aブロック公式戦
 ○石森太二(11分57秒  ブラディ―クロス)● ACH
 NOAHでタッグを組んでいた2人による対戦。
 同じ技の打ち合いあったり、一発一発に気合い入れすぎじゃないかっていうチョップ合戦があっったり、2人の過去を知らない観客にも関係を伝えようという心情は見えた。
 
 でも最もインパクトあったのはACHの試合後コメントであります。
 未読の方は、ぜひチェックを。

http://www.njpw.co.jp/card_result/146582

▼セミ Aブロック公式戦
 ○ウィル・オスプレイ(12分05秒  ストームブレイカー)●タイガーマスク


 ベテラン・タイガーに何でもできる現役王者はどう闘うか。
 序盤にツームストンでオスプレイが元々痛めていた首を更に痛める。ペースはタイガーが握り、グラウンドや打撃の攻防が中心となる。
 オスプレイも打撃でやり返すと、一発一発が両者とも重く、見ている側も引き込まれる。

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 首負傷でタイガーの土俵になったからこそ、タイガーの持ち味と、オスプレイのそれに対抗できる別の顔が見えた。オスプレイも、ただ勝つより、こういう勝負をしたうえの方が後の糧になる。正しいベテランとの戦い方のような。
 最後は、首を痛めたキッカケのツームストンをヒョイヒョイと切り返し、ストームブレイカー一撃でフィニッシュ。
 いやーこの試合は面白かった。
 オスプレイは引き出しが多いだけでなく、その開け方も巧くなってきた。
 これはでも、セミファイナルだからできた試合かもしれませんね。


▼メイン Aブロック公式戦
 ○YOH (16分37秒  ファイブスタークラッチ)●金丸義信

 安定した闘いぶり続く金丸に、やや苦しんでいるYOH。これをメインとは思い切りました。
 終盤、金丸がウイスキー霧吹き→ローブロー→ディープインパクトと必勝コースでたたみ込むも…YOHはカウント2でキックアウト。更に垂直落下ブレーンバスターも放つが…カウント2。ええ、ちょっとYOHさん強すぎでは?
 このあと金丸は強烈なラリアットも(これって小橋リスペクトなんですかね?)。
 最後は隙を突いたような形でYOHがファイブスタークラッチ決め勝利。
 珍しい大技中心とした金丸の畳みかけっぷりには驚いたが、丸め込み・押さえ込み系で勝ちを狙うだろうYOHが相手の場合、金丸がメインの重さを出す役目を務めたという感じかな。
 これも試合順違ったら全く別の内容になっていたでしょう。


6月2日 群馬・ニューサンピア高崎

 公式結果:http://www.njpw.co.jp/tornament/136638?showResult=1
 ワールド動画:https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_9

▼第5試合 Bブロック公式戦
 ○クリス・セイビ(12分14秒  クレイドル・ショック)●エル・デスペラード

 試合前奇襲→場外乱闘でデスペがペース奪うも、中盤以降はセイビンが大技で逆襲。
 場外戦で客席へ投げられたデスペが前方回転でイスへ勢いよく突っ込んでいった。新日本はお客さんが乱闘でもあまり移動してよけないような印象あったので驚いた。セコンドが裁いたのでしょうね。

 試合はセイビンがきっちり勝利。
 デスペ、橋ヒロウ戦でインパクト残したあとも、自分のやり方を徹底している感じ。


▼第6試合 Bブロック公式戦
 ○マーティ・スカル(15分42秒  スモールパッケージホールド)●田口隆祐

 やや楽しげな展開多めで続くも、田口はトペコン出すなど大張り切りは変わらず。
 最後は田口がアンクルホールド決めるとスカルの靴が脱げてしまい、呆然とするなか丸め込まれ敗戦。
 試合後コメントによるとエディ・ゲレロのオマージュ…を、相手にやられた?
 巧いレスラーは皆エディ・ゲレロ好きですよね。

 一つ突っ込み。
 田口が嘘で「ローブローやられた」とアピールするシーン(ズルして頂き系)ありましたが、あれで反則勝ちを狙うんだったら、指折やられた時に「折れた! もうできない!」とアピールする方が通るんじゃないですかね? 指ポキはレフェリーの目の前でやってるし。
 整合性を欠くことを1つやると、ルールの裏をつく戦法を得意とする選手にまで影響出てくるのですよ。
 スカルの指折りはオリジナルだし、自分も凄く面白いと思ってはみているのだけど、反則だという部分を無視して続けるのは受け入れられない。なんとかレフェリーの隙を突く形に変えてもらえないだろうか?


▼セミ Bブロック公式戦
 ○橋ヒロム(16分19秒  D●SHO


 試合はスピーディーで激しい内容に。
 ヒロムは場外パワーボム、ロープ使ったタランチュラ系の固め技と、リング内外使いまくって勝負にいく。
 「KUSHIDAvsSHO」を意識していたかはわからないが、ヒロム選手の通常モードでも、やりたいことの差は見えてくる。
 SHOは関節技を狙いにいく時もあれば、エプロンでジャーマンを放ったりもする。キャリア浅いのに振り幅あるなぁ。
 終盤まで接戦の、今の新日本ジュニアらしい好勝負に。
 そして試合後、ヒロム選手はKUSHIDA に対し「お前のプロレスに付き合うつもりはさらさらない」と発言する。
 やはり「KUSHIDA vsSHO」は素通りできないインパクトを残していた。こういう展開は大好き。

メイン Bブロック公式戦
 ○KUSHIDA (18分17秒  バックトゥザフューチャー)●ドラゴン・リー

 この日のドラゴン・リーはサブミッション多め。これも「KUSHIDA vsSHO」インパクトから来る動きか。
 しかも裸絞め、パロ・スペシャルなど柴田技を次々に繰り出す(パロ・スペシャルはもともとルチャの技ですが)。
 このカードが前半戦なら、柴田選手のレガースも届いていないし、KUSHIDA vsSHOも行われていない。このタイミングだからこその内容になりました。
 終盤、またもリーはデス・ヌカドーラをDDTで切り替えされた、「このパターンで終わりか」と思わせた瞬間、リバース・フランケンなどで再逆襲。結局、敗れますが興奮しましたよー。
 ドラゴン・リー、後半は黒星増えてしまいましたが、毎回違う驚きを見せてくれて内容は素晴らしいと思います。後楽園しか見ていないファンに伝わっているだろうか?
 

ブラックアイ3選定、見ておきたい試合

 ほとんどの方は全ての試合を見るのは不可能。なのでオススメの公式戦をピックアップしておきます。
 名勝負だけでなく、リーグ戦を負ううえで見ておきたい試合も含んでいます。

■5月18日 後楽園ホール
 ▼フィリップ・ゴードン vs ACH
 ▼ウィル・オスプレイ vs 石森太二
■5月19日 東京・後楽園ホール
 ▼SHO vs ドラゴン・リー
 ▼田口隆祐 vs エル・デスペラード
 ▼KUSHIDA vs クリス・セイビン
 ▼高橋ヒロム vs マーティー・スカル
■5月20日 静岡・キラメッセぬまづ
 ▼ウィル・オスプレイ vs ACH
■5月22日 東京・後楽園ホール
 ▼高橋ヒロム vs エル・デスペラード
■5月24日 滋賀県立体育館
 ▼ウィル・オスプレイ vs YOH

■5月25日 大阪・大阪市中央体育館
 ▼ドラゴン・リー vs 高橋ヒロム
■5月26日 名古屋国際会議場
 ▼金丸義信 vs 石森太二
▼5月27日 名古屋国際会議場
 ▼クリス・セイビン vs ドラゴン・リー
 ▼KUSHIDA vs SHO
 ▼高橋ヒロム vs 田口隆祐お
■5月31日 青森・八戸市東体育館
 ▼ウィル・オスプレイ vs タイガーマスク
■6月2日 群馬・ニューサンピア高崎
 橋ヒロム vs SHO
 KUSHIDA vs ドラゴン・リー

過去、BOSJ観戦記


■石森太二がNOAH系選手の技を使っていた件〜5.18 新日本「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr」開幕戦、感想: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中) http://blackeyepw.com/article/183287144.html
■シングルプレイヤー・SHO、良いです〜「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr. 25」の全公式戦の感想を書いてみる / 519後楽園〜5.24滋賀: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中) http://blackeyepw.com/article/183352106.html
■KUSHIDA vsSHOは何かが変わるキッカケになるのか?〜「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr. 25」の全公式戦の感想を書いてみる / 5.25大阪〜5.29栃木: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中) http://blackeyepw.com/article/183413955.html



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posted by sugi
2018年06月 02:01 | Comment(0) | 新日本プロレス
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