2018年06月03日

KUSHIDA vsSHOは何かが変わるキッカケになるのか?〜「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr. 25」の全公式戦の感想を書いてみる / 5.25大阪〜5.29栃木

カテゴリー:新日本プロレス





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 「全公式戦の感想を書く」と言っておきながら全く追いついておりません。
 もう終盤戦に入ってしまったので、見た分だけupしておきます。


■5月25日 大阪市中央体育館・サブアリーナ(丸善インテックアリーナ大阪)


 公式結果:http://www.njpw.co.jp/tornament/136625?showResult=1
 ワールド映像:https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_3

▼第5試合 Bブロック公式戦
 ○マーティ・スカル(13分58秒 ブラックプレイグ)●クリス・セイビン

 試合巧者同士で楽しみにしていたのだが、期待通りの好勝負となりました。
 ちょっと噛み合いすぎと言うかポンポン間もなく進みすぎかな?とも感じはしたが。もう少し勿体ぶってやってもらったほうが自分は好み。
 セイビンが決めた腕をクロスにして固めるジャックナイフは見事でした。


▼第6試合 Bブロック公式戦
 ○田口隆祐(1分34秒 首固め)●KUSHIDA

 昨年の「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.(以下BOSJ)」においてベストバウトに挙げる人が多かったこのカードを、セミ前第5試合で組んだのはなぜなのか。田口・KUSHIDA ともに不満を漏らしていたようだけどホントに意味不明。
 そこに来ての約1分半決着。お客さんは喜んでいたけど、自分は飲み込みきれない。
 「短時間決着だからセミ前」なのか、「セミ前だから短時間決着」なのか、それ以外なのか。
「セミ前だから短時間決着」だったら、なぜセミ前なのか説明してください。
 自分のような面倒くさいファンはそこも納得させてほしい。
この内容でもセミなら問題ないのですよ。

 新日本ジュニアの秒殺と言うと、2017年4月の「高橋ヒロムvsKUSHIDA 」を思い出すわけですが、あれも試合は別として、その後KUSHIDA がスランプになるのが謎。その後の復活劇も面白いとは…。
 KUSHIDA 選手は短時間決着と相性がよろしくない。

■【新日本】ヒロムがKUSHIDAを116秒殺
https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/672975/

▼セミ Bブロック公式戦
 SHO(12分48秒 ショックアロー)●エル・デスペラード

 私の中で、今リーグ
から評価が上昇中の2人による対戦。
 デスペの足攻めで試合は進み、SHOが苦しみながらも大技で逆転、勝利した。
 特別な攻防はなかったが、スーっと乗っかって見られる好試合。
 ただ、セミとしては少し足りないか。だからセミとセミ前入れ替えておけば何の問題もなかったのに。
 SHOはラリアット打つ感じとか、パワーファイター枠として高岩竜一にかぶりますね。総合練習している共通点も。
いつか青木慎也クラスに勝てる日が来るでしょう(笑)

▼メイン Bブロック公式戦
 ○ドラゴン・リー (20分48秒 ドラゴンドライバー)●橋ヒロム


 2人にとって特別な試合。期待通りの大熱戦。
 リーはワキ固めを効果的に使っているのが良い。引っこ抜く感じのジャーマンも素晴らしい。
 年々試合ぶりが良くなっているうよう感じます。

 中盤にリーがトップロープ超え場外のヒロムに放ったのはドロップキックでしょうか? それともセントーン? 飛びつきハリケーンラナの失敗? スローで見ると足が当たっているように見えるが。
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 トップロープ越えの場外ドロップキックは、だいぶ前に真田(現SANADA)が全日本プロレスで1〜2回だけ使っていました。
 ドロップキックは正確に当てるのも大事ですが、蹴った側が怪我しないようマットに落ちるのも大事。
 ヘビー級では危ないと封印したんじゃなかったかな。ジュニアでもリスクはとんでもないですが。
 

■5月26日 愛知・名古屋国際会議場イベントホール


 公式結果:http://www.njpw.co.jp/tornament/136627?showResult=1
 ワールド動画:https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_4
 
▼第5試合 Aブロック公式戦
 ○フィリップ・ゴードン(11分15秒  フォーフリッピースプラッシュ)●タイガーマスク

 終盤、ゴードンのその場飛びシューティーングスターを食らうも、タイガーはキックアウトすると同時に下からダブルリストロックへ。なんだか華麗に宙を舞っていた鳥を、海中に引きずり込むサメか何かのように見えましたよ。

▼第6試合 Aブロック公式戦
 ○ACH(12分04秒  ソウルバスター)● YOH

 SHOの評価が上がれば上がるほど、YOHの試合も気になってしまう。
 スワントーンボムを披露したり、攻め手も増えていて悪くない。
 でも相変わらず「勝ち」が見えてくるような場面がない。うーん。

セミ Aブロック公式戦
 ○金丸義信(14分55秒  首固め)●石森太二 

 ちょっと前までノア所属だった対決。「新日本の奴らにノアの凄さを見せつけてやろうぜ!」というような意気込みはあるのだろうか? 
 ヒール100%の金丸相手だと、自然と石森はベビーフェイスよりになる。空中技も幾つか出した。石森選手はノア時代に少し戻っていたかもしれない。
 金丸選手は、技食らったあとの飛びっぷりに気合いは感じた(笑)。

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 丸め込みで金丸勝利、「しまった」感満載。石森は、これが初黒星だったほうが良かったのでは。


▼メイン Aブロック公式戦
 ○BUSHI(14分47秒  エムエックス)● ウィル・オスプレイ 

 0勝3敗のBUSHIは負けられない一戦。でも、よっぽどのことがないと勝てそうにないオスプレイが相手。更にメインイベントなので、ある程度尾は真っ向勝負を期待される。なかなかハードル高い。
とにかくオスプレイの動きがとんでもないのでそちらばかりに目がいくが、BUSHIもブラックミストなどで反撃。
 でもやっぱりメインと言うこともあってか最後は技の勝負になり、オスカッターにカウンターでダブルの膝を合わしたのが決め手でBUSHIが勝利となた。
 オスプレイがここ辺りでクリーン目に負けるのはやっぱりショックだ。
 オスプレイ、毒霧食らったあと目がダメなはずなのに、飛んできた相手に見事なカウンターのハイキック決めてたのはどうかと思う。


■5月27日 愛知・名古屋国際会議場イベントホール


 公式結果: http://www.njpw.co.jp/tornament/136630?showResult=1
 ワールド映像: https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_5

▼第5試合 Bブロック公式戦
 ○マーティー・スカル(14分40秒  クロスフェースチキンウィング)● エル・デスペラード 

 序盤に場外で大乱闘。ここまで長いのは今シリーズ初かな。
 観客の声援はスカルに偏る。そこにデスペが凶器攻撃で更に声援を増幅。
 派手な技は少なくてもスカルのベビーっぷりを楽しめる試合になりました。
 フィニッシュ前の指折りがレフェリー目の前になってしまったのが残念。あと数秒イスの片付けをしてくれていればブラインドになっていたのだけどなぁ。

 どうでもいいのですが、スカルのチキヌイング予告って、男色ディーノの「ナイトメア」に似てますよね。


第6試合 Bブロック公式戦
 ○クリス・セイビン(13分39秒  クレイドルショック)●ドラゴン・リー

 アメリカvsメキシコ、キャリアもスタイルも違う2人だが展開がグルグル変わる好勝負に。
 開始から最後まで、大きくペースが傾いた時間は無かったのでは? それぐらい互いに攻め続けていた。
 テンポ良い試合ではありましたが、セイビンvsスカルより気持ち入れて見られた。
 中盤、セイビンがエプロン走ってのドロップキックか何か狙い → リーがやや崩れるもパワーボムの形でキャッチ(!) → セイビンがフランケン → すぐエプロンかけあがったセイビンがトペコンヒーロー…という攻防がとんでもなかった。
 ドラゴン・リーは、低空串刺しドロップキック、武者返し、PKなど柴田勝頼技を多数披露。
 なんでも柴田選手からレガースをもらったんだそうです。

■「シバタサーン!」と叫んでの串刺し低空ドロップキック! BOSJ参加中のドラゴン・リーにロスから柴田勝頼の黒レガースが到着 | プロレス・格闘技の情報配信|カクトウログ ブログ http://kakutolog.info/wrestling/njpw/787/

 試合はエル・ヌカドーラをDDTで切り返したのが決め手となってセイビン勝利。
 敗れたが、ドラゴン・リーは意外な動きを見せてくれるので本当に目を離せません。
 セイビンは飛びつき式のスイングDDTが美しかったなぁ〜。
 

▼セミ Bブロック公式戦
 ○KUSHIDA(19分24秒  バックトゥザフューチャー)●SHO

 大戦前に「柔術を学んだりMMAの試合に出たのはKUSHIDA を意識したから」との発言が出て注目度が急上昇。

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SHO「ちょうど、ちょうど去年の今頃、あのKUSHIDA、(IWGPジュニアヘビー級)ベルトに絡んだり、『SUPER Jr.』(優勝)を獲ったり、あいつの活躍をね、アメリカで動画を通じて見て。で、ようく考えた。どうしたら、こいつに勝てるのかって。いろんなことやったよ。柔術やったり、MMA(総合格闘技)の試合に出てみた。その結果、試す場所、まさに明日(『SUPER Jr.』公式リーグ戦)だろ。でっけぇ壁かもしんねぇよ、KUSHIDA。超えるにはでっけぇ壁かもしんねぇけど、デカいからこそ超え甲斐がある

 そこまで思い入れあるとは意外だった。
 更に内容も話題に。ロープワークの一切無い試合に。
 と言ってもグラウンド中心攻防は10分頃まで。お互いい動き回り観客の視線も意識している。
 序盤は柔術がベースの動きに見えたが、昭和・新日本のようなブリッジ攻防が時折見られたり、様々なスタイルが混じっている感じ。
 10分過ぎからはプロレスらしい技も見られるが、やはりロープワークはない。1度、SHOがロ^プに飛んだのをKUSHIDA が倒立式キックですぐ迎撃したのぐらい。
 SHOはカナディアンBBからマトに叩きつけたり、餅つきパワーボム(高岩技だ!)を放ったり、持ち味のパワーも存分に披露する。
 お客さんも盛り上がっていた。
 最初に試合の話題を効いたとき、大日本プロレスで行われた「鈴木秀樹vs関本大介」に近い感じかとも想像していたが、また違うものを見たような感覚に襲われた。

 昨年のBOSJでは「リコシェvsオスプレイ」に別のやり方で対抗するような試合が次々出てきて張り合う様子が凄く面白かったのだけど、この試合もそれの延長戦のような、また別のメッセージを誰かに向けて発しているような。
 生え抜きのSHOがこういう試合を求めたというのが一番重要なんでしょうね。

 今の新日本プロレスのスタイルは、外からいろいろ言われることもありますが、選手自身もそれぞれ様々な志を持ってやているということか。
 最近のヤングライオンの試合は寝技が少ないのだが、若手はKUSHIDA vsSHOをどう見たのでしょう。
 今の新日本プロレスで関節技やグラウンドを学ぼうと思ったら、柔術やMMAの道場へ行かなければならなくなっているのは残念ですよね。そこに違和感持つ昭和系ファンもいるでしょう。
 だからこそ、そういう環境下でも、こういう試合をやったというのは凄く意味があるのかもしれない。
まぁ、寝技ばっかりになるのもまた困るのですが、プロレスって、1つのスタイルが支持を集めると、また別のスタイルが生まれたり再評価されたりするようになり、その繰り返しで前に進んでいくものだと自分は思っているので。


メイン Bブロック公式戦
 ○橋ヒロム(14分49秒  D)●田口隆祐

 一昨年に大田区体で行われたタイトル戦も相当な好勝負でしたが、今回もかなりの面白さ。
 ま〜田口さん動く動く。ドラゴン・リーかってほどリング内外駆けずり回り飛んだかと思えば、アンクルホールドで追い込む場面も。
 ヒップアタックで沸かせたかと思えば、ヒトデナシ系のドライバーをグサリ。硬軟緩急素晴らしい。
 もう、本気の田口隆祐が見られるというだけでBOSJをやる価値はあるのかも。
フィニッシュの「D」(三角絞め)はアッサリ目に見えた人もいるかな? でも、まだ使い始めということを考えればベストでしょう。 ウラカン・ラナから入るとなると使える幅はグンと広がった。
 ヒロム選手、ちょっと押されている試合が続くか?とも思うが、後半の爆発に向けためているような気もしてきた。

 この名古屋大会は好試合・興味深い試合揃いでアタリ。後楽園以外でも濃い大会が増えるのは良いこと。

■5月29日 栃木・栃木市総合運動公園体育館


 公式結果: http://www.njpw.co.jp/tornament/136633?showResult=1
ワールド動画: https://njpwworld.com/pg/s_archive_92_6

第5試合 Aブロック公式戦
 ○石森太二(11分18秒  ブラディ―クロス)●タイガーマスク

 石森がラフ中心に攻め込む。タイガーの怒りを引き出そうとしているのか。
 タイガーは打撃中心に攻め込むも、そこまで感情爆発したようには…。
 タイガーが雪崩式ダブルアームを2度放っていたように見えて、「珍しいものを見たぞ」と感想にい書こうと思ったが、一応、公式サイトで経過をチェックしてみると、一発目は雪崩式アームホイップだと書いてあった。ああ、確かに。


第6試合 Aブロオック公式戦
 BUSHI(11分57秒  エムエックス)●ACH

 終盤、またもACHが肩のテーピング外すのに手間どり450をかわされる。全部公式戦見ている自分には同じパターンは辛い。本間のコケシみたいになるのだろうか?
 最後はBUSHIがMXで勝利。BUSHIはコードブレイカーやバッククラッカーとか、「両膝を打ち当てる技職人」を狙っているのだろうか? まだヤマオリがありますね。

セミ Aブロック公式戦
 ○YOH(11分06秒  ファイブスタークラッチ)●フィリップ・ゴードン

 初出場でキャリアの浅い選手同士によるセミファイナル。
 スピーディーで軽快な試合ではるが、ちょっと「軽いかな」とも思う。オスプレイは軽量ハイフライヤーでも年々闘いぶりに重さが加わってきてますよね。
 試合はSHOがファイブスター・クラッチで2勝目。「どうやって勝つのかが見えない」と言ってきたYOH選手ですが、この試合の感じだと、技を食らいまくったうえで隙を見て押さえ込む…という狙いなのかな。

▼メイン Aブロック公式戦
 ○ウィル・オスプレイ(14分03秒  ストームブレイカー)●金丸義信

 金丸選手、おそらく新日本で初のシングル・メインでしょう。
 何か特別なことするかな?とも思ったがそこまでは行かず。でも完璧と言っていい試合ぶりでした。
 オスプレイは地方でもバンバン飛びますなー。立派なメインイベンター。
フィニッシュ前のダイビング技は360°シューティングスターかな? 前から使ってましたっけ?
 そういやPAC何やってるんだろうなぁ…。

ワールドの撮影について


 最後に新日本ワールドのカメラワークについて。前回は定点カメラに文句つけましたが…今回は褒めます!
 Twitterで触れられている方もいますが、入隊常時の手持ちカメラ映像があまり見ないアングルでひじょうに格好いいです。
 入場ゲート登場時のレスラーを映すと、その後は選手の背中から追っていく。
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 背中・観客・リング・会場全景が徐々に迫ってくる。ドキュメント映画の1シーンみたいで良いです。入場選手の表情が見えないのはマイナスですが、通常中継でも併用して使うべきと思いましたよ。
 ただし演出で場内真っ暗になるとほぼ意味ないです。


 さて、もうリーグ戦は終盤。
 月曜日には優勝戦。
 はい、感想書くの絶対間に合いません(笑)。気長にお待ちを。

ブラックアイ3選定、見ておきたい試合


 ほとんどの方は全ての試合を見るのは不可能。なのでオススメの公式戦をピックアップしておきます。
 名勝負だけでなく、リーグ戦を負ううえで見ておきたい試合も含んでいます。

■5月18日 後楽園ホール
 ▼フィリップ・ゴードン vs ACH
 ▼ウィル・オスプレイ vs 石森太二
■5月19日 東京・後楽園ホール
 ▼SHO vs ドラゴン・リー
 ▼田口隆祐 vs エル・デスペラード
 ▼KUSHIDA vs クリス・セイビン
 ▼高橋ヒロム vs マーティー・スカル
■5月20日 静岡・キラメッセぬまづ
 ▼ウィル・オスプレイ vs ACH
■5月22日 東京・後楽園ホール
 ▼高橋ヒロム vs エル・デスペラード
■5月24日 滋賀県立体育館
 ▼ウィル・オスプレイ vs YOH

■5月25日 大阪・大阪市中央体育館
 ▼ドラゴン・リー vs 高橋ヒロム
■5月26日 名古屋国際会議場
 ▼金丸義信 vs 石森太二
▼5月27日 名古屋国際会議場
 ▼クリス・セイビン vs ドラゴン・リー
 ▼KUSHIDA vs SHO
 ▼高橋ヒロム vs 田口隆祐



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posted by sugi
2018年06月 14:51 | Comment(0) | 新日本プロレス
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