2018年05月11日

「チャンピオン・カーニバル2018」が大成功した理由を考える、今は他団体・フリー大物を呼べば満員になるという時代でもないのです

カテゴリー:全日本プロレス





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 だいぶ日にちが経ってしまいましたが、大好評だった「チャンピオン・カーニバル2018」を個人的に総括してみる。


重低音ストンピング攻撃発生

 興行的には大成功。終盤の後楽園ホール大会3戦はすべて超満員。盛り上がりも重低音ストンピング(観客が興奮のあまり床を踏みならす行為、1980年代頃から全日本プロレス会場で発生)も復活、全日本やノアの全盛期が戻ってきたのではないかと錯覚するほどの熱狂ぶりでした。
 東京以外も会場は小さめながら満員が続き盛況。

 丸藤・鷹木・火野・元ライディーンら他団体・フリー勢が多く参戦。秋山のリーグ戦復活もあり目新しいカードが続出。内容も、丸藤vs秋山、石川vs鷹木など年間ベストバウト候補に挙がるだろう試合もあって大満足でした。
 
 他団体・フリー・トップ勢の大量投入が成功につながったというのは当たり前のように思われるが、今のプロレス界の流れからすると、成功が保証されていたとも言い切れない。

 近年は他団体との交流を最低限に抑え、自前の選手とレギュラー・フリー選手だけで独自の世界観を作っていく団体が増えています。
 新日本・ドラゲー・スターダム・東京女子など。大日本もその傾向が強くなってきた。全てがそうではないが、交流を経っているところほど団体として好調という傾向もある。
 団体にとっては所属選手だけで興行がうてればマッチメイクもしやすいし、変な貸し借りとか考える必要なく、それで満員になっているなら理想的。
 見る側でも、それを受け入れて楽しんでいるファンが大多数に感じます。
 プロレス情報も全団体の話題を把握するのは至難の業(当ブログを活用してね!w)。自分の好きな団体以外全く興味がないというファンがふている。
 ほかの団体で何が起きているのか知らないファンが増えているなか、他団体・フリーを呼んで集客に絶対つながる時代とは言えなくなっているのです。
 確実にチケット売れる選手は、オカダ・カズチカ、内藤哲也、アンドレザ・ジャイアントパンダなど、まだ他団体参戦がレナな大物。
 そういう時代によく、ここまで集めてくれました。けっこうリスクある決断だったと思います。

 今回のチャンピオン・カーニバルは、大概のファンが知っている丸藤正道を中心に、大物を一気に多くエントリーさせたことで1つの巨大なインパクトを全方位に届かせたことが成功に繋がったのではないかと見ています。「丸藤だけでもすごいのに!」と思わせた。やりすぎぐらいで大正解。
 「○○が出るから」でなく、「もの凄いリーグ線が見られるぞ」。「集められるだけの大物を出し惜しみなく集めよう」という気持ちが広く伝わったからこその成功。

 業界に閉塞感を感じていたファンに届いたとか、「秋山vs丸藤」に、少しプロレスから離れていた元ファンが食いついたというのもありそう。
 私のTwitterでも「数年ぶりにプロレスを会場で見に行く」という声を幾つかもらいました。

初顔合わせでも好勝負が多かった理由

 試合内容に関しても、最近は複雑な攻防が増えたことで、初顔合わせの対戦では本領を発揮しずらくなったと言う声をも聞くのだが、今回は初対戦でも名勝負が幾つも生まれた。
 これには、各選手の技量が高かったということももちろんあるが、肉体と肉体を激しくぶつけ合うのが主流の、明快な全日本スタイルがあってこそだったのではないか。
 ドラゴンゲートの鷹木信悟も、ヘビー級でも正面突破していこうという姿勢がマッチし、ドラゲーでは考えられない感情移入させるレスラーとして大喝采を浴びていました。
 優勝できなかったレスラーの中からも、厳しいながら戦いを楽しめていた、納得できる試合ができたという声が多数聞かれました。

プロレスが地続きだと感じられたシリーズ

 やっぱり新鮮なカードはワクワク度が違う。リングで向かい合っただけで、何もしてなくても「おおぉ」と声が出てしまう。
 こういう感覚、「プロレス」にとって大事なんですよね。

 団体ごとに独自の世界観を作るやり方も否定はしません、でもそれに偏りすぎることで「正解」のように見られてしまうのは何か納得できない。
 プロレスは正解のないジャンル。「チャンピオン・カーニバル」が大成功したことで、また「答え」を探す楽しみが増えたとも言える。「プロレス」は永遠と続く謎解きと考えている私にとって、ひじょうに喜ばしいことなんです。

 3年連続で他団体・フリーが優勝している(16年=関本大介、17年=石川修司、18年=丸藤正道)のは問題と言えば問題だが、まぁ個人的にはそれ以上に面白いリーグ戦を主催してくれたことに感謝したいなぁ。
 面白いメンバーだからこそ、ホーム団体が優勝しにくいというのもあるようなないような。

 いや、ホントによくここまでのメンバー揃えてくれた。基本的に、他団体との絡みはいろいろヤッカイですからね。
 諏訪魔vs小島聡みたいなこともあるし。
 カーニバル後も大変ですよねぇ…。
 丸藤正道の三冠+GHC戴冠はあるのか? 全日本とNOAHが本格的に交流始めることもあるのかどうか。
 目新しいカードが見たいと言っておきながら、凄まじく不安になっている自分もいる(笑)。いやー、やるならうまくやってほしいですね。
 対抗戦まで行かなくても、プロレス界が地続きなんだと思えるようなものならよいのですよね。
 とにかく「チャンピオン・カーニバル2018」は奇蹟的なシリーズでした。

GW期間全日本プロレス関連ニュース


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● 全日本プロレス

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posted by sugi
2018年05月 02:49 | Comment(0) | 全日本プロレス
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