2018年02月28日

「豆腐プロレス・ザ・リアル」愛知県体育館大会を見ました:十分楽しめたけど、「プロレスにはプロレスラーが必要だな」という当たり前の感想も残った

カテゴリー:豆腐プロレス/AKB48





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 2回目の開催となった「豆腐プロレス・ザ・リアル」愛知県体育館大会を見ました
 。1回目の後楽園ホール大会がかなり話題に。
 もともと2017年、テレビ朝日系の深夜に放送されていた連続ドラマ「豆腐プロレス」から派生したイベント。AKB48のメンバーがストーリーの役のまま実際のリングに上がった。

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 ドラマの中のプロレスシーンがカット切り貼り、フィニッシュは演出力でカバーされていたこともあり、リアルと言ってもドラマの延長のような内容、プロレスも暗転から灯りが戻ると「勝ちましたー!」みたいな程度だと予想していたのですが…実際はそんな類いでなく、プロレスそのものをやったと聞きビックリ。
■豆腐プロレス The REAL 2017 WIP CLIMAX https://www.wipofficial.jp/climax/

 これはちょっと普通じゃないぞ、と。
 プロレスと言うジャンルの境界線上でうねうねと動くものが気になってしかたない私としては、いちど見ておかなけれhttps://blog.sakura.ne.jp/cms/asset_proxy/a/sg80.sakura.ne.jp/sblo_files/be3/image/screenshot038-thumbnail2.jpg?1519744342558ばならぬと思い、今回ピーPVにて初観戦となりました。

最新のプロレス技連発


 まず観衆5000人に驚く。平日でこの数字とは。
 前半戦は技の数も少なく、受け身も通常のプロレスではあまり見られないような低さだったりで「ああ、このぐらいなんだ」と言う印象だったが、第4試合のシングルマッチあたりから、バックドロップやムーンサルトプレスまで飛び出すようになり仰天。
 また、繰り出される技が最近のプロレスでよく見られるもののコピーが多いのも興味深かった。
 ブレイドランナー、Vトリガー、スリングブレイド、カミゴエ、リーサル・インジェクション、変形のコークスクリューキックなどなど。
 極めつけはディーヴァおだえりさん。なんとザック・セイバーJrのオマージュを連発。
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 バックドロップを切り返しての見事なジム・ブレイクス・アームバーで勝利してみせました。

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4試合:WIP インターコンチネンタル王者決定トーナメント1回戦 第1試合
 ○ディーヴァおだえり(9分08秒 おだえり・ブレイクス・アームバー)●ジャンボ佐藤

 可愛い女の子が、渋い目のザックをコピーし腕をバキバキと決めていくなんて…そりゃ面白いじゃないですか(笑)。
 もちろん、通常のプロレスと比べて物足りなさや危うさはありましたが、感心する動きもあったし、アイドルがやっているモノという前提なら充分楽しめていたのです。
 ちょっと、5000人も集まっているわりに会場の盛り上がりが少ないな、と感じたのが引っかかってはいたが、もうイチイチやることが興味深いので、まったく飽きずに見続けられていました。

 しかし、セミファイナルになってその印象が変わります。
 ヒールユニットの工事現場同盟に、グレゴリオ杏奈(アジャ・コング)を助っ人に迎えたヨコヤマ・ジャパンがぶつかる6人タッグマッチ。
 アジャ・コングは、この日唯一参戦した現役プロレスラー。その登場に、会場がこれまでにない沸き方をする。

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 AKBに比べ明らかにでかいし、体の厚みが全く違う。
 こんな人とAKBの女の子がやりあいるのか?という不安に会場がざわつく。
 結果を言ってしまえば、アジャと対戦した工事現場同盟は大健闘し、会場は文句なしにこの日一番の大盛り上がりとなりました。
セミファイナル:スペシャル6人タッグマッチ
「ヨコヤマジャパン(錦糸町道場)」 vs 「工事現場同盟(白金ジム)」

○ロングスピーチ横山、モーモー川本、グレゴリア杏奈(25分05秒 片エビ固め ※ヨコヤマスペシャル)クイウチ松村、●ボイス山田、アンチスリップ真木子
※フィニッシュは背中から落とすエメラルド・フロウジョン

 工事現場同盟の3人が素晴らしく頑張ったのは間違いないのですが、やはりアジャ・コングさんの存在は大きかった。
 技の受けっぷりが良いと言うのは当たり前として、アイドルたちがアジャさんなら手加減なしで全力で攻撃できている様子が良かった。
 AKB同士だと、うまく攻撃できていた人もいたがやはりどこか手加減なようなもの、もしくは大丈夫かなと言う気持ちがよぎってしまう。
 それがアジャ相手だとなくなる、足かせが取れたように、観客も歓声のボルテージを挙げた。自然発生の個人名コールは、この試合とメインのハリウッドJURINAさんだけだったのでは(違ったらすいません)。プロレスの見方に慣れていないから仕方ないだろう…と決めつけかけていたところ、セミで客席爆発。

 工事現場同盟の3人も歓声に乗っかり感情を表に出しながら攻撃していく。試合後半にクイウチ松村が放ったダイビング・セントーンは豪快で見事でした。受けたのはアジャさんです。
 アジャのパイルドライバーにブレーンバスターも食らった。AKBの中でも技量があるほうだからでしょう。

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 敗れた工事現場同盟は絶叫のマイク。大半はストーリーを追う内容なのだが…その言葉を吐き出す様が見ている側も熱くさせる。フィクションを超えたかも。

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 解説のミラノコレクションATさんが涙。メイン前に登場した団体主催者役の渡辺一慶さんも「中の人はやられました」と蝉を絶賛。
 この試合に関しては、私が「良いプロレスを見たな」と思わせてくれた時と同じような後味が残ったのです。
 レベルがどうかとはかは別にしてね。でも完成度が高ければ感動するかと言えばそうでもない。

 文句なし、この日のベストバウト。
そうなった要因として、 AKB48の女の子たちが頑張ったと言うのも、間違いありませんが、やはり"プロレスラー”アジャコングの存在がとてつもなく大きかった。
 プロのレスラーがそこにいる脅威と安心感。そこをうまくコントロールし、観客もコントロールし、素晴らしい作品に仕上げてみせました。
 当たり前ですが、プロレスラーはすごいな、と。
 アイドルたちの試合を見続ける中で、セミになるまではアイドル同士で試合をしていること自体が興味深いし可愛らしいしで楽しめたのですが、セミの試合に大感動している観客のふいんきを見るに、せっかく大観衆が集まっているのだから、アジャさんのようなプロレスラーを使えばプロレスというものでAKBファンが知らない彼女達の魅力を引き出すこともできるわけで、やっぱりプロレスをするからにはプロレスラーがいた方が良いものはできるのだと思い知らされてしまったのです。
 これがアジャさん無しで全員がAKBメンバーだったら、こういう感想は出なかったかも。
 
 本当はアイドルの枠を超えたファイトを見せた工事現場同盟らAKBの皆さんを一番に褒めなきゃいけないのに申し訳ない。

 「豆腐プロレス・ザ・リアル」の革命的なところは、アイドルバーサスアイドル、素人バーサス素人が中心、興行を成立させているところ。
 AKBの運営側もそこにインパクトがあると分かった上でそうしているのだろうとは思うが、今日私が見た印象だと、やはりプロレスラーを混ぜたほうが大会としては良いものが絶対できると感じてしまいました。

ハリウッドJURINA、地元で敗れる

 熱狂のセミのあとメイン、ハリウッドJURINAが名古屋凱旋。確かに、リング上の姿がカッコイイ。全身で「エースだよ」と発信しまくってる。
 技の数は全試合の中で一番多かったのでは。
 抜擢されたというシャーク込山さんもよく動けてました。ドラゴン・キッドのクリストが綺麗に入れなかったのがチト残念。フィッシャーマンズ・スープレックスを食らってましたね。
 終盤も盛り上がってはいたが…内容ではちょっとセミに食われたかな。「JURINA敗れる」のバッドエンドに助けられた?ような漢字も。
 今年の1.4に似てるかも。

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 私としては別にバッドエンドはいいのだけど、ホントに愛知県体育館が「シーン」となってしまったので心配になってしまった。JURINAさんのマイクでだいぶ雰囲気は戻りましたが。

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 「プロレス」でなく「AKB」を観に来ている人が大半だろうから思い切ったことができるのでしょうね。
 猪木さん目当てのお客さんが多いIGFでカオスな展開が連発するのに似てるのかな。
 まぁアイドルのライブやイベントでバッドエンドというのもあり得ないので、珍しいものが見れているのかも。
 あ、でも昨年の総選挙はバッドエンド? ウーン、怒られそう。

第3回大会はある、でも… バッドエンドになったからには、いつかハッピーエンドな興行を期待したいのだが…そもそも、今後も"リアル”は続くのか。
 愛知県体育館大会では、「WIPインタコンチネンタル王座決定トーナメント1回線」というのが行われています。決勝は次回以降とのことで…もう、続くのは確定なんですね。
 そりゃ、平日の愛知県体育館大会に5000も集めるのだから「興行」としては大成功。
 AKBでなく"選手”としてのグッズも山ほど作ったそうで、全部新作グッズみたいなものだからファンも喜んで買うのでしょう。
 運営側からすれば続けたいのでしょうね…。

 AKBファンからすると、何十人の中のすみっこで唄っているより、数分でも大きくスポットが当たり目立てる可能性のあるプロレスは有り難い…なんて声もあるそうで。
 もちろん大反対の方もたくさんいるでしょう。

 でもやっぱり、当たり前だが恐いのは怪我。
 大会が続けばハードルも高くなる。
 慣れからくる隙も出来やすい。
 プロレスに怪我はつきものですが、芸能人プロレスの場合は1回の怪我でもアウト。
 「ハッスル」も芸能人・有名人がたくさん出ていましたが、HG・RG・インリン様以外は単発か期間限定がほとんど。最後にHGが大怪我をしました。
 あまりにもリスクが大きいような…。
 プロレス側としても、どう動くか気にしているでしょう。




■▼松井珠理奈「「正直に言うと、(プロレスを)リスペクトしているからこそ…私は見る方が好きです」〜2月23日頃のプロレスニュース・トピックス: プロレス専門ブログ・ブラックアイ3(テスト中)
http://blackeyepw.com/article/182498800.html

 プロレスラーになっちゃうならまだしも、今のままだと厳戒あると思うなぁ。工事現場同盟だって、毎回あんな試合とはいかないし。

 松井珠理奈さんは悩まれているのですかね。
 あの…プロレス見始めて1年で考え変わるなんて当たり前ですよ。
 俺なんて30年以上見てるけどグラグラですよ(笑)。

  いろいろな"リアル”を巻き込み、今後どうなりますか。
 今回は見て良かったです。


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posted by sugi
2018年02月 00:16 | Comment(0) | 豆腐プロレス/AKB48
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