2017年10月20日

宮原健斗vs諏訪魔(10.9 全日本プロレス・後楽園ホール)感想〜暴走ナシでも諏訪魔はスゴイ

カテゴリー:全日本プロレス





■10月9日 全日本プロレス / 後楽園ホール
▼▼三冠ヘビー級選手権
 [王者]宮原健斗 vs [挑戦者]諏訪魔

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 既に各所で絶賛されている試合、サムライTVで観戦。
 諏訪魔の攻めっぷりが素晴らしい。机・イスを使ったり、グチャグチャっとした乱闘になるような暴走モードはほとんどナシ。桁外れに威力ある技を見せる一方、その攻撃は多彩、驚かされた。毎回、暴走しているわけではないが、今回は特にシッカリ闘っていた


 序盤、宮原の足全部を一気にグリっと回し膝を壊すドラゴンスクリューと言うか、レッグブリーカーのような技で宮原の動きを止める。これ一発で客席は騒然。
 かつて鈴木みのる戦で似たような足攻めを見せていたが、また違う形でしょうか?
 
 諏訪魔が攻めて、宮原が受けにまわるという展開は予想できていたが、とにかく諏訪魔の攻め手が幅広く、いちいち「おお」とテレビの前で唸ってしまった。
 得意のスープレックスやラリアットを放ったかと思えば、足狙いに戻ったりもする。宮原も反撃してくるのだが(巨体を一気に持ち上げたブレーンバスターは見事だった)、諏訪魔がそれを上回る。

 理詰めでありながら、その間の投げ・打撃がとんでもない威力なのだから手に負えない。暴走しなくても全然スゴイ。
 後半にはドロップキック一閃。その高さに驚く。
 「不器用」とのイメージを持つ人もいるかもしれないが、使う技の幅の広さから言えば器用とも言えるのです。
 試合が進むにつれ宮原の単発カウンターだった技が繋がりを見せ始める。
 どんなに追い込まれても、宮原はブラックアウト→シャットダウン・スープレックスの流れで一気に試合をひっくり返す。
 手数では勝負していないだろう宮原だが、常にカウンターを狙っている姿勢を見せるので緊張感が途切れない。
 「今日の諏訪魔は違うぞ」と感じていただろう観客も、逆転される予感を常に抱えながら試合に見入っていたことでしょう。
 結果を知って録画で見ている自分にはその感覚が薄い、大感動できた試合なのにそこは生で見なかったことを悔やむ。
  完全無欠のラストライドで諏訪魔が三冠奪取

▼三冠ヘビー級選手権
 ○諏訪魔(31分3秒 ラストライド)●宮原健斗
 ※挑戦者・諏訪魔が王座奪取


 最初から最後まで、常に興奮していたような感覚。
 テレビ画面を通しても、凄まじい観客の爆発っぷ利が伝わってきました。

 内容だけでなく、諏訪魔が勝ったからこその感動。
 藤田和之戦・アキレス腱完全断裂・小島聡戦、ここ2〜3年だけ取っても諏訪魔の"タメ”は相当に大きい。マイナスがプラスに転じる試合の内容がちゃんと良くて、誰もを納得させたのが喜ばしい。
 やっぱりプロレスは点でなく線で見るモノですな。
 こうなると「これを両国でやっておけば…」とも思ってしまうが、まぁ、小島戦があってこそのモチベーションだったと考えられなくもない。
 もちろん、両国の件は諏訪魔だけの問題ではありませんけどね。 あの時の諏訪魔と全日本を信じ続けた人が、この試合でどれだけ感動できたかは計り知れません。僕は少ししびれを切らしそうになったのでそこに加わる資格はない。

 「諏訪魔vs宮原」というカードから名勝負が生まれたのは大きい。昨年の両国メインは今一歩でしたからね。
 今と未来を見据える宮原と、歴史の大切さも語る諏訪魔、どんな世代・タイプのファンにも届く可能性のあるカード。
 内容的にも、今の全日本でしかできないモノになっていたと思います。

 今後の防衛戦や普段の試合で、諏訪魔がどんなスタイルで闘うのかも注目しております。暴走モードはどうなるのか。節分の「諏訪魔鬼」のときは暴れてもらわないと困りますけどねw
 敗れた宮原の動きもよめませんな。


 なお、この日の後楽園ホール大会は第1試合から好試合連発。客席も常に盛り上がり大変な熱気。
 セミの石川修司vsジョー・ドーリングも素晴らしい内容。自分はチャンピオン・カーニバル決勝戦の同カードも大好きなのだが、この日はまた別の展開で最高の試合をしてくれた。
 メインも良かったので大当たり興行ですな。

全日本プロレス:2017/10/09 後楽園ホール大会結果



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posted by sugi
2017年10月 01:23 | Comment(0) | 全日本プロレス
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